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これからの日本に本当に必要な株式市場とは何か 投資量を増やし株価を膨らませても意味がない

東洋経済オンライン / 2025年1月25日 8時30分

女流も男性競合アマもともかく、裾野を広げてプロの土俵で戦い、そこでどう戦うかは、棋士たち自身の多様性次第とする。そのほうがダイナミズムも生まれ、将棋そのものも良くなっていくのではないだろうか。

JRA(日本中央競馬会)も同じである。入り口を厳しくして、徹底管理して、しかし、面倒は徹底的に見る。騎手も調教師も厩務員も。しかし、そうではなく、一定の基準を儲け、免許を与え、後は切磋琢磨の競走ではないか。

騎手は実質そうなっているはずなのに、中途半端であり、それが「スマホ不適切使用」などの不祥事の多発につながっていると思う。JRA騎手という特権をなくす。調教師も。オープンでダイナミックな世界が、むしろガバナンスの有効性を高めるのではないか。将棋も日本競馬も、世界一の競技である。さらなる発展を期待したい。

※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は2月1日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

小幡 績:慶応義塾大学大学院教授

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