1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

からやま、無料で「いか塩辛食べ放題」誕生の背景 からあげよりも人気?な超ユニーク脇役に迫る

東洋経済オンライン / 2025年1月29日 8時20分

「かつや」の姉妹チェーン、からやま(筆者撮影)

人気外食チェーン店の凄さを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回はからあげ専門店「からやま」の無料メニュー、いかの塩辛を取り上げます。

「いかの塩辛」を無料提供、いったいなぜ?

ここ数年、大きなブームとなった「からあげ」。その先駆けとして2014年に創業したのがアークランドサービスホールディングスの「からやま」です。

【画像10枚】実はからあげより人気? からやまの「いかの塩辛」はこんな感じ

同社はとんかつ・カツ丼を扱うチェーン「かつや」も展開しており、いずれもガッツリ系のブランドとして多くのファンを抱えています。

からやまの代名詞は、当然からあげ。専門店の名にふさわしく、看板メニューの「からやま定食」のメインを張る「カリッともも」を中心に「ジューシーもも丸」や「手羽先」に「なんこつ(やげん)」、そのほかせせりや砂肝といった、少々珍しい部位もからあげにして提供しています。

【画像10枚】1店舗で毎日4キロも消費!からやまの「いかの塩辛」はこんな感じ

からあげといえば、白米がどんどんと進む、「おかず業界」の中でかなりの実力者。

そんな中、からやまで驚くべきはかつやでも提供している「割干大根」に加え、「いかの塩辛」までも無料で提供していることでしょう。

たくあんや大根の漬け物は、他の定食チェーンでも目にします。しかし、いかの塩辛となると話は別です。お酒のおつまみとして有料で販売する居酒屋はあれど、定食チェーンで無料にて提供しているのは、あまりにもレアケースです。

いったいなぜ、からやまは無料でいかの塩辛を提供しているのでしょうか。実際に店舗で食べてみるとともに、からやまの担当者を取材しました。

ぜいたくに使い「塩辛丼」を作る人も

今回訪問したのは、都内にあるロードサイド店です。

12時より少し早い時間帯で、店内の埋まり具合は7割ほど。カウンター席よりもボックス席が埋まっており、家族連れが多数です。男女別では、男性のみのグループがある一方、女性のみのグループは見当たりません。

カウンター席につくと同時に、お茶だけでなく壺も提供されました。中身は何と、塩辛。メニュー注文よりも早く出されることに少々の困惑を覚えつつ、メニューを眺めます。

ここは無難に「からやま定食」のからあげ4個を注文しましょう。いかの塩辛、割干大根にそなえてご飯はもちろん大盛り(有料オプション)です。定番メニューの比較として、「ジューシーもも丸」も1個頼みました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください