からやま､無料で｢いか塩辛食べ放題｣誕生の背景 からあげよりも人気？な超ユニーク脇役に迫る

待っている間に、他のお客さんを眺めます。からあげといかの塩辛に割干大根という、ご飯泥棒しかいないことを受けて、とにかく大盛りにしている人が多いように見受けられました。

いかの塩辛は、ちょこんと載せる人もいれば、ドサッと載せてもはや「いかの塩辛丼」になっている人もいるなど、各人によって楽しみ方がいろいろあるようです。

塩辛だけで、ご飯が消滅しそう

そうこうしているうちに、頼んだものが到着しました。

からあげ定食は、メインのカリッとももが4個、あとはキャベツ。からあげ用の2種類のタレ、ご飯にみそ汁といったフォーマットです。

タレ用の皿は3スロットあり、1スロットが空いています。塩辛や割干大根に使えという、からやまからのメッセージでしょうか。

うれしいのが、みそ汁にとろろ昆布が入っていることです。

血糖値の上昇に備えて、まずはとろろ昆布とキャベツを食べていきます。ウォーミングアップも済ませて、まずは塩辛をご飯にトッピング。さらに、タレ用の皿にも塩辛と割干大根を配置し、準備万端です。

せっかくなので、塩辛からいただきましょう。お酒のアテにもよし、ご飯のおかずにもよし、期待通りの味わいです。最初は様子見でちょこんと載せただけでしたが、正直この量だけでかなりのご飯がなくなってしまいそう。

あわててブレーキをかけて、カリッとももをまずはそのままいただきます。

名前通り、カリッと揚がった衣と肉の相性が抜群でおいしく、こちらも自制しないと相当な量のご飯がなくなりそうです。からやま定食はからあげ3個から注文できますが、3個でも十分だったと感じます。

割干大根が、塩分と油分にいいアクセント

比較のためにジューシーもも丸も食べましょう。こちらもカリッと揚がっていつつ、カリッとももより肉の柔らかさや肉汁を感じました。ご飯はもちろん進みますが、お酒との相性がよさそうです。

忘れないうちに割干大根も。いかの塩辛やからあげより優しい味わいながら、シャキシャキした食感と安心感のある風味でこちらもご飯が進みます。あとはからあげを2種類のタレで楽しんだりもしながら、文字通り一瞬でご飯を食べ切ってしまいました。

ご飯とからあげが大好きで、かつ幼少期からいかの塩辛をたしなんできた身としては最高のひとときでしたが、ただ一つ物言いがあるとすれば「おかわり」ができないこと。

単品でご飯を注文できますが、何となく「おかわり」と「単品ご飯の注文」では（個人的に）ハードルの高さが違います。