意外?「ランボルギーニ」のサステナブルな姿勢 5視点で示したスーパーカーメーカーの在り方
東洋経済オンライン / 2025年1月29日 12時0分
アウトモビリ・ランボルギーニが「Behind The Scenes:ビハインド・ザ・シーンズ」なるメディア向け発表を行った。
【写真】派手なクルマのイメージとは異なりサステナブルな取り組みに積極的
興味深いのは、新車生産から古いクルマの保全までを広く環境対策と捉えて、ひとつずつ体験型のプレゼンテーションをしたことだ。
2024年11月にサンタガタ・ボローニャにある本社を中心に行われたこのプレゼンテーションの目的は、端的にいうとランボルギーニによる「サステナビリティプログラムの開陳」だ。
【写真】なかなか見られないランボルギーニ本社工場の内部も!「Behind The Scenes」の貴重なシーン
Direzione Cor TauriのWミーニング
「ディレッツィオーネ・コル・タウリとも呼ぶ私たちのサステナビリティプログラムは、工場でのCO2ニュートラルから始まり、2030年にバッテリー駆動のEVモデルを発表することにつながっていきます」
そう語るのは、本社でプレゼンテーションを行ったチーフ・マニュファクチャリングオフィサーのラニエリ・ニッコリ氏。上の発言のなかにある「ディレッツィオーネ・コル・タウリ(イタリア語でDirezione Cor Tauri)」とは、ランボルギーニによる命名だ。
「コル・タウリ」とは、牡牛座の中で最も明るく、冬のダイヤモンドを構成する恒星、アルデバランのイタリア語名。一方で、「雄牛の心臓」も意味する。雄牛はランボルギーニのシンボルであるから、「ランボルギーニ車のパワートレイン」とも読める。二重の意味を持たせているのだ。
私(たち)に公開されたプログラムは5つもあった。
「フォージング・レジェンズ:Forging Legends」「ボンデッド・イン・モーション:Bonded In Motion」「ハート・オブ・ヘリティッジ:Heart Of Heritage」「ビヨンド・カーズ:Beyond Cars」、そして「サステナブル・ストレングス:Sustainable Strength」だ。
順を追って、上記のプログラムを説明しよう。「フォージング・レジェンズ」とは、ランボルギーニの言葉を借りると「テクノロジーがクラフツマンシップと出合うところ」となる。フォージとは、「前進する」を意味する英語だ。
上記の体験は、サンタガタの本社工場で。「Lamborghini」と背中に大きくロゴの入った上着をわたされ、「レヴエルト」と「テメラリオ」という2台の最新スポーツが作られる現場を見てまわり、さらに組み立ての一部を体験することになった。
この記事に関連するニュース
-
使用済タイヤの精密熱分解パイロット実証プラントを建設
Digital PR Platform / 2025年1月30日 15時30分
-
これがランボルギーニ!?住宅、モーターヨット、ターンテーブル…ランボルギーニが精力的に展開する驚きの異業種コラボ
&GP / 2025年1月26日 22時0分
-
『コルベット』史上最強、1064馬力の「ZR1」は約2700万円から
レスポンス / 2025年1月16日 12時15分
-
スバルのショールームにマツダS耐マシンが展示! 航空機の再生カーボン提供や25年シーズンの抱負についてトークショー
レスポンス / 2025年1月16日 11時45分
-
デザイナーが語る「ランボルギーニ」の未来像 バイクから着想を得た新型車「テメラリオ」
東洋経済オンライン / 2025年1月1日 16時0分
ランキング
-
1「負け犬」から22年、酒井順子氏語る「子の無い人生」 令和は「負け犬」にとって生きやすい社会なのか
東洋経済オンライン / 2025年1月31日 7時40分
-
2「走行中にドアをパカパカ」原付バイクを“あおり運転”した高級車が迎えた末路
日刊SPA! / 2025年1月31日 8時53分
-
3「あさイチ脳梗塞」の基礎を知る…寝たきりや認知症の主因
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月31日 9時26分
-
4フジテレビ問題が小池都政に飛び火! 東京都には数々の「日枝案件」…都議会で追及の的に
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月31日 9時26分
-
5「収入が増えても幸せにはならない」は誤りだった 格差是正に取り組まなければならない納得理由
東洋経済オンライン / 2025年1月31日 9時40分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください