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意外?「ランボルギーニ」のサステナブルな姿勢 5視点で示したスーパーカーメーカーの在り方

東洋経済オンライン / 2025年1月29日 12時0分

12気筒エンジンのシリンダーカバーをブロックにボルト留めしたり、カーボンファイバーのスポイラーを長いボルトで固定したり(これはややむずかしい)。

加えて、レザーの質をチェックしたり、それでパーツをくるむなど、ラインに沿って歩きながら作業の一部を担った(念のために書き添えると、そのあと熟練工がちゃんとチェックしてくれていた)。

新旧ランボルギーニの乗車体験も

「ボンデッド・イン・モーション」は、ドライビングエクスペリエンスのこと。新旧ランボルギーニ車で本社を後にし、市街地から山間部にいたる100kmほどのコースをドライブした。

乗ったのは「レヴエルト」と「ウルスSE」という、最新のプラグインハイブリッドスポーツ。加えて「ムルシエラゴ・ロードスターLP650-4」と「ガヤルド」というちょっと昔のランボルギーニに乗ることもできた。

「電動化したり環境対策を施したりしても、ランボルギーニ車の本質はパフォーマンスにあります」というコミュニケーションディレクターのティム・ブラーボ氏の言葉どおり、最新の2台の走りは、電気モーターがトルクを増強している分、すばらしくスムーズで速い。

一方、電気モーターを持たないムルシエラゴとガヤルドは、期待をはるかに超える楽しさがあった。

ムルシエラゴとガヤルドの2台は、まったくキャラクターが異なる。ガヤルドは、ややマイルドなパワーと快適志向とさえ言える乗り心地を持つ。

2009年に50台限定で生産された650馬力のムルシエラゴ・スパイダーLP650-4はごりごりのスポーツカーで、15年を経たいまも興奮させられた。

最初は重い操舵にやや驚いたが(一応パワーアシストつき)、シャシーもボディも剛性感が高く、慣れればきついカーブを曲がることも楽しくなる。

3.4秒という静止から時速100kmまでの加速(0-100km/h加速)を堪能するのは無理だけれど、それでもエンジン回転数にかかわらず、アクセルペダルを踏めば即座に前に飛び出していく瞬発力が気持ちいい。

オリジナルへのこだわり

「ハート・オブ・ヘリティッジ」は、クラシックカーと遺産の保存に特化したセンターだと説明される「ポロ・ストリコ(英語でヒストリカル・ハブ)」のこと。

「私たちは、クラシック・ランボルギーニの番人みたいなもの」と言うジュリアーノ・カッサターロ氏(ヘッド・オブ・サービス、ポロ・ストリコ)は、「オーナーの手で改造されることも多いランボルギーニ車だけに、ここにレストアに持ち込まれてオリジナルの状態に戻すときのために、かつては働いていた従業員の知見も参考にします」とする。

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