婚活中男女が一度は直面する「スキンシップ」の壁 乗り越えないと先はないが、タイミングも重要
東洋経済オンライン / 2025年1月30日 10時0分
そう言って、交際終了を出した。
手をつないで心まで温かくなった
りえ(40歳、仮名)は、こうじ(41歳、仮名)と仮交際に入り、4回目のデートを終えた。交際の進捗を聞くと、はにかみながら言った。
「会うたびに“好き”が増すんです。人としても男性としても、こうじさんは本当に素敵なんです。一緒に過ごしていて、無言になっても気にならないし、お互い自然体でいられる関係性のような気がしています」
そして次のデートで、こうじから「真剣交際に入りませんか?」という申し出があり、りえはそれを喜んで受けた。その帰り道の様子を筆者にこう話してくれた。
「食事を終えて駅に向かって歩き出したときに、“手をつなぎたいな”って思ったんです。でも、勇気がなくて言い出せなかった。その気持ちが伝わったのか、こうじさんが私のほうをふっと見て、『手をつなごうか』って言ってくれたんです。もう本当にうれしくて、手をつないだら心も温かくなりました」
この触れ合いがあって、2人の距離感もいっそう縮まったのだろう。そこから1カ月の真剣交際期間を経て、こうじはりえにプロポーズし、成婚退会をしていった。
手をつなぐなどの触れ合いは大事だが、そこから先はどう進んでいったらいいのか。実は、結婚相談所には「男女の関係になったら、成婚とみなす」という規約がある。
自由恋愛や婚活アプリなどの出会いでは、出会ってすぐに男女の関係になったとしても、2人の合意があれば問題にはならないし、どちらかが遊び目的だったとしても、それは自己責任だ。
しかし、結婚相談所はカジュアルな男女の出会いの場ではなく、出会った相手と真剣に向き合って結婚するか否かを決める場所だ。したがって遊び目的や、気軽な気持ちで男女の関係になることを禁じている。
ただ、この規約があるために、これまで恋愛経験がほとんどなく、男女の関係にもなったことのない人たちが、相手を見誤ってしまうこともある。
たった3カ月で離婚になった
すでに成婚退会をしたゆうた(37歳、仮名)だが、筆者の相談所に入会面談にやってきた4年前は、バツイチでの入会だった。最初の結婚も結婚相談所での出会いだったそうだが、たったの3カ月で離婚になったという。
離婚理由を聞くと、こんなことを言った。
「前の結婚相談所では、1年間活動をして結婚しました。恥ずかしながら、それまで恋愛らしい恋愛をしたことがなかったし、女性経験もありませんでした」
初めての婚活だったので、最初のうちは苦戦をしたのだが、30人近くと見合いをし、3つ年下のゆき(仮名)と成婚した。
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