松屋で新登場「380円・たまごモーニング」の実力 全店で一定のクオリティを出せたらすごいことだが…
東洋経済オンライン / 2025年2月1日 7時50分
「松屋」のソーセージは、かむとプリッと口の中ではじける皮パリパリ肉汁ジュワーの粗挽きソーセージで、丼に食べ応えをプラスしてくれます。
価格は「とろっとたまご丼」にプラス150円の、税込み530円。ソーセージ1本あたり75円の計算です。
決して高くはないけれど、安くてボリューミーなものが多い「松屋」の他の朝メニューと比べると、お得感は薄めという、微妙な価格設定ではあるものの、一度は食べたいグッとくるメニューです。
今回はちょっとリッチにみそ汁を豚汁にチェンジした「とろっとたまごソーセージ丼豚汁朝ごはん」税込み700円をいただきました。
「松屋」の豚汁はあっさりした味で、ふんわりゆるりの絹ごし豆腐が入っているのが特徴です。具材は、豚肉に豆腐、里芋、ごぼう、にんじん、玉ねぎ。
薬味で青ネギがトッピングされています。汁物でたっぷり野菜が取れる豚汁は、おいしいのはもちろんのこと、栄養バランス面でもありがたい存在です。
実はかなりのチャレンジメニュー
「とろっとたまご丼」は、一見するといたって普通の卵メニューに見えるかもしれませんが、実はかなりのチャレンジメニューだと考察しています。
実は「松屋」は、第3の卵メニューの開発に積極的で、昨年2月には一部店舗限定で「得朝あんかけ玉子丼」税込み290円と、「スクランブルエッグ定食」税込み590円を販売していました。
こちらは溶き卵をボイルするという調理法だったため、火の通り具合の加減が難しく、品質ムラがある印象でした。
そこで諦めることなく、進化させたのが今回新メニューとして登場した「とろっとたまご丼」です。生卵と違って調理の手間がかかるし、目玉焼きよりはるかに調理のスキルも必要です。
シンプルがゆえに、卵の焼き加減で、仕上がりに差が出やすく、商品名に「とろっと」なんて、つけちゃってるもんだから、火を通しすぎてしまうと、クレームとまではいかなくても「とろっとしてないなぁ。商品名に偽りありじゃないか」と、利用客の満足度が下がりかねません。
提供されるまでは「大丈夫かなぁ……」なんて、若干の不安もあったのですが、出てきたたまご丼はメニュー写真にかなり近く、ほぐしすぎていない黄身と白身のバランスや、表面の半熟具合もなかなかのもの。
「若干火が通りすぎかもな」とは思いましたが、これで店員さんを責めるのは酷でしょう。及第点以上の完成度でした。
常連客にとっては嬉しいメニュー開発
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