フジ「10時間超え」会見に他社が学べる唯一のこと 怒りや反発を焼き尽くす「焦土作戦」は功を奏した?
東洋経済オンライン / 2025年2月4日 16時30分
本件とは別件ですが、年末に泥酔して隣家に侵入する騒動を起こした俳優の吉沢亮さんについて、イメージキャラクターに起用していたアイリスオーヤマは、これまで通り広告起用を続けることを表明しました。こうした独自の判断には一定の評価の声があります。
リスクを避けるか、今の環境を利用するか
トラブル真っ最中のメディアで広告を出すか出さないか、正解はありません。私はブランドマネージャーとして、長年マーケティングの仕事をしてきました。出稿や媒体選びの最後の決め手は、自分のセンスだと思っています。
リスクを避けて何も手を出さないか、リスクをとって今の環境を利用するか、これって、もしかすると今のフジテレビがとれる選択肢でもあるかもしれません。
普通ならキー局、それもフジテレビでCMなど考えられないという、これまで取引すらなかった会社に、大ディスカウント価格で広告提案をしたら、ただひたすら収益が流れ出ている現状を止める一助にならないでしょうか。
フジテレビの危機は何も終わっていません。第三者委員会やガバナンス体制批判への回答はこれからです。戦況は良くも悪くも変わるもの。危機においても冷静に、事業の継続の道を図っていくしかないでしょう。それが次の経営者には求められていると思います。
増沢 隆太:東北大学特任教授/危機管理コミュニケーション専門家
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