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「子どもがやる気を失う」危険すぎる"3つの行動" 親の声かけの仕方は大きく「2タイプ」に分かれる

東洋経済オンライン / 2025年2月5日 19時0分

なんと、この非認知能力の高さが、学歴、雇用、収入に影響することが明らかになっているそうです。

非認知能力の要素として先ほど紹介した、意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力、これって社会に出たら必要なものばかりですよね。

想像してみてください。

意欲があって、協調性があって、粘り強くて、忍耐力があって、計画性があって、自制心があって、創造性があって、コミュニケーション能力が高い人。自分の部下だったら相当に優秀だと感じるでしょうし、それさえあればほかにはいらないというくらい素晴らしい人材ですよね。

そんなわけで、子育てにおいて認知能力以上に非認知能力を育むことが大事、というのは確かにそうだろうと思うのですが、非認知能力を育てることはなかなか意識されていないようです。

小学校受験にしても、認知能力だけの学力試験になっています。いわゆる「お勉強」をどう学ばせるかを気にしてしまいますが、非認知能力をどう伸ばすかということは、私たち親はあまり考えていません。

■大事なのは、自制心と自己効力感

さまざまな要素がある非認知能力ですが、学歴、雇用、収入にもっとも影響を与えるものが特に2つあることがわかりました。

1つめは、自制心。

さっきのマシュマロテストがまさにそれを測るテストだったのですが、この自制心を鍛えることがその後の人生に大きく影響すると言われています。

ちなみに、自制心の育て方としては「姿勢を良くする」ことが方法の1つだそうです。背筋を伸ばす習慣をつけると学力が伸びるのだとか。

学歴、雇用、収入に影響を与えるもう1つは、自己効力感。

少し難しい用語ですが、自己効力感とは「自分はできる!」と思える力で、やり抜く力とも言えます。

うちの話をしますが、我が子を見る限り、子どもというのは飽き性で、何かに取りかかってもすぐに飽きてしまいます。自制心とかやり抜く力とは対極にある印象です。そのため、きちんと自制でき、最後までやり抜く能力を身につけることで、子どもの人生が成功しやすくなるのだと知り、私は大きな衝撃を受けました。

どちらかといえば、子どもには制限させず、のびのびしていたほうが良さそうに感じませんか?

ですが、のびのびさせようという親心が、子どもの自制心や自己効力感が育つチャンスを奪っているのです。

■我が家ではこう伝えたら上手くいった

では、具体的にどうすればいいのか。我が家では、まず、非認知能力に関するデータを夫婦で共有することから始めました。「どうやら、強制型と共感型のアプローチがあるらしいよ。うちはどっちだろうね?」、そう切り出したときの妻の反応は強烈でした。

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