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「残念な記者質問」批判殺到の訳を数学的に解明 「品」ではなく「スキル」に注目しても稚拙だった

東洋経済オンライン / 2025年2月5日 11時0分

誠に残念なことに、ビジネスパーソンの多くは自分がした質問に対して期待する回答が得られないことを相手のせいにしています。おそらくは相手の理解不足や「頭の悪さ」と認識しているのでしょう。しかし本当にそうなのでしょうか。実は質問する側に問題があり、本人も知らないうちに周囲からの評価を下げてしまっていることも多々あるのではないでしょうか。

私はビジネス数学・教育家の立場から、一貫して「数学的に仕事をしましょう」と提唱しています。もちろんその中には思考法やコミュニケーション術も含まれますが、特にビジネスパーソンの皆様は「数学的に話す」という発想を持っていただきたいと思っています。

数学的に話すとは究極までシンプルに表現するなら、「塊と矢印」でモデル化して話すということです。先ほどご紹介した型も、まさに「3つの塊と2つの矢印」で表現されています。

このような解説を読んで、「知っていること」や「簡単なこと」だと思われるかもしれません。しかし、実際の重要な場におけるコミュニケーションで実践できている人はほんのわずかです。

冒頭でご紹介した会見での、記者たちの様子をご覧になった方も多いでしょう。ぜひ彼らを反面教師にしていただき、知らないうちに評価を下げるような質問の仕方をしないよう気をつけましょう。

深沢 真太郎:BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家

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