1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

99%が誤解「フリーランスの働き方」の意外な実態 「自由」という名の「甘え」に溺れてはいけない

東洋経済オンライン / 2025年2月7日 10時50分

多くの人が誤解している、フリーランスの働き方について解説します(写真:zon/PIXTA)

一口にフリーランスと言っても、仕事に恵まれない人と、仕事が途切れない人がいます。何が違いを生むのでしょうか?

本稿では、多くの人が誤解している、フリーランスの働き方について、『フリーランスビジネス大全 ゼロから月収100万円を達成する完全攻略ロードマップ』より一部抜粋してお届けします。

フリーランスになったら自由に働けてたくさん稼げて幸せになれると思い込んでいる人が多いのですが、そのような人ほど失敗します。その理由は「フリーランス」として働けていないからです。

【もっと読む】なぜか仕事が途切れない人の「自己紹介」の鉄則 最強のプロフィールを作る6つのポイントとは

「どういうこと?」と疑問に思った人も多いでしょう。それを説明するためには、まず「フリーランス」という言葉の意味を正しく理解してもらう必要があります。

「フリーランス」の知られざる語源

フリーランスは略語で、元々の言葉は「フリーランサー」です。その語源は、中世ヨーロッパまで遡ります。中世ヨーロッパでは、外敵から国を守るために、国民の中から戦士を募って騎士団を編成するのが一般的でした。そこでは長い槍=ランスを使う戦士を「ランサー」と呼んでいました。

その中には、特定の国に所属することなく、報酬次第で主君を変えて戦うランサーたちも存在しました。今で言う傭兵ですね。戦争に勝つためには、愛国心や誇りを持つ自国民でなくても、ただ金さえ払えば敵を大量になぎ倒してくれる強い戦士がほしい。その利害の一致で多くの「無所属の槍使い」が生まれました。

彼らは特定の主君や領主に縛られず、報酬を得るために独立して戦うことができたため、「フリーランサー」と呼ばれるようになりました。

この概念は後に転じて、どの組織にも属さずに仕事を請け負う職業人全般を指すようになりました。これがフリーランスの語源です。日本最大級のクラウドソーシングサイトである「ランサーズ」のロゴが槍を持った騎士になっているのは、このような歴史を反映しているからです。

皆さんが就こうとしているのは、このような職業です。フリーランスの「フリー」とは「自由」ではなく「無所属」という意味なのです。

ここが非常に重要なポイントです。無所属ということがどれほど恐ろしいことかわかっていない人が多いと感じます。会社員なら仕事でミスをしても会社が守ってくれますし、法令違反でもしない限り解雇になることはまずありません。しかしフリーランスは違います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください