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バブルは崩壊し資本主義が終わりこの世が終わる 世界を破綻させるマグマが急激にたまっている

東洋経済オンライン / 2025年2月8日 8時30分

トランプ大統領の就任式で顔をそろえた、テスラのイーロン・マスクCEO(右)ほか、ビッグテックの面々(写真:ブルームバーグ)

バブルが崩壊する。資本主義が終わる。そう来れば、その次はこの世が終わる。

滅亡論を唱えて、不安を煽るのは新興宗教の専売特許のように思われているが、現在、伝統的宗教と思われている多くの宗教でも、そのように主張されてきた。仏教の多くは、末法思想を持ち、それは源氏物語の中にも自然に出てくる。

ビットコインもアメリカ株もその他の株も、もちろん日本株も、今月あるいは来月に暴落するのではないか。資本主義は2030年から徐々に終わりを見せ始め、2050年には、現在の社会主義のように、過去のものであることが認識されているだろう。そして、人間社会の破綻は2050年までには明確になり、22世紀には、まったく別の形の世の中になっているだろう。

日産自動車は生き残り策を失った

この世が終わるという現実感がないならば、実感のあるものから挙げていこう。

まず、日産自動車は生き残り策を失った。以前も書いたとおり、2050年には、ほとんどの自動車メーカーはなくなるだろうから、それが早まったにすぎないが、予想どおり、プライド優先で自滅の道を選んだ。

一方、ホンダはこれで少し寿命が延びたが、結局、トヨタ自動車の軍門に下る以外はないだろう。三菱自動車は、日産抜きでホンダと統合したいところだが、日産が許さないだろうから、これも寿命が早まってしまった。

ただし、もともと2050年には独立の会社ではいられないはずだから、終焉が早まった、加速しただけであり、むしろ早いうちに次の形に移るほうが、余力が残っている分、運がよかったともいえる。

ここで問題なのは、日産だけでなく、社会全体に危機感がないことだ。
日産にも足りないが、私が見たテレビ番組で、自動車業界のベテランアナリストが、この統合破談にとても驚いた、まるで予想できなかった、とコメントした。

ありえない。日産を抱え込んでしまえばホンダも自滅だから、機会があれば破談を期待していたに違いない。そもそも自動車業界は中国の新興勢がいる以上、既存のメーカーはほとんど生き残れないはずで、トヨタが依然伸びるとすれば、ほかのほとんどの日本メーカーの居場所はないことはだれの目にも明白なのに、その現実に向き合おうとしない。

自動車業界の衰退に鈍感ならば、金融市場のバブル崩壊目前の状況に鈍感なのもやむを得ないかもしれない。

「暴落しない」と考えるほうがむしろ不思議

いつも「バブルだ」、と言っている私であるが、昨年末には「2025年は株もビットコインも経済も大暴落する」(2024年12月14日配信)で、「正確なタイミングはわからないが、バブルであることは100%確実、それも終盤であることも90%自信があるが、崩壊のタイミングだけは何とも言えない」という趣旨の記事を書いている。

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