「視力の低下」4つの分類と"今すぐできる"対策法 まずは「セルフ問診チャート」で改善法を探る
東洋経済オンライン / 2025年2月9日 14時30分
近点は40歳で25センチ、45歳で33センチと、40歳を過ぎると近くのものが見えにくいということを感じ始める方が多くなってきます。さらに年を重ねて近点の距離が40センチを超えると、老眼鏡がないと不便になります。
なお、タイプを見ると重複して該当するものもあるかもしれませんが、このチャートで出た結果はあくまでも優先的に対策をすべきもの、とお考えください。
目の健康維持に有効な「生活習慣の改善」
ではここからは、チャートで判明したタイプ別の対処法をご紹介します。
対処法①太陽光不足の近視タイプ:視力改善ランニング
健康を維持する方法の代表格とでも言うべき「ランニング」ですが、視力改善用にアレンジしたこのランニングで効果を得るポイントは、走り方ではなく「回数」と時間です。
2023年に行われたトンブリー大学の研究によると、視力の弱い学生80人が24週にわたりランニングなどの運動を定期的に行ったところ、視力の向上が見られたというのです。また、『運動脳』などの著書で知られるアンデシュ・ハンセン氏も、定期的なランニングにより、脳機能を向上させることを推奨しています。
たとえば初心者であれば、1回20分、週3日以上のランニングが効果的です。ルームランナーなどの室内トレーニング器具を使うことも有効ですが、一番いいのは外へ出て、1回20分ほどのランニングを行うことです。
なぜなら、外でのランニングによって、太陽光を浴びることができ、同時に脳にある視覚野が強化され、視力が改善にむかう作用が働くからです。また、ランニングにより網膜や脈絡膜などの血行が促進され、酸素がいきわたることにより、受光や視覚の信号伝達が改善されて、視力アップが期待できるでしょう。
対処法②長らく視力矯正をしているタイプ:40センチルール
長年、研究者をやっていると、かならず英語の学術論文を読む必要が出てきます。それも大量に読まなければならないので、長期にわたり読み込んでいるうちに視力を落とす仲間を数多くみてきました。
特に近年は難解な学術用語が入った論文を、パソコンで確認することがスタンダードとなり、画面に長時間くぎ付けになっているような状況です。
画面を見続けていると、まばたきの回数が減って、ドライアイの症状が出やすくなることがわかっています。また、文字をスクロールすることで見る対象が動き、それを追うために目の周りにある眼輪筋や毛様体筋も疲れてしまい、いわゆるデジタル眼精疲労も出やすくなってしまいます。
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