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「視力の低下」4つの分類と"今すぐできる"対策法 まずは「セルフ問診チャート」で改善法を探る

東洋経済オンライン / 2025年2月9日 14時30分

それらを防ぐためには、画面から最低40センチの距離をとってください。新聞紙の一面の横幅くらいとイメージするといいでしょう。

これは、厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」にも示されています。この40センチという距離を最低ラインとし、近業作業をするようにしてください。

目が休まるだけじゃない「一石四鳥」の対処法

対処法③急に視力が落ちたタイプ:15分のアイマスク瞑想

厚生労働省は、1時間のVDT作業(液晶画面を見て行う作業)に対して、15分の目を休める時間を取り入れるよう指導しています。オフィスワーカーはパソコンなどの作業に集中しすぎると、まばたきの回数が減少して目が乾燥し、ドライアイの原因になることがわかっています。

また、近くを見続けているため、毛様体筋が常に緊張を強いられます。すると眼精疲労がたまり、ピントが合わせにくくなり、視力の低下が進行するケースが多々あります。

アイマスクをつけて瞑想をすることにより、視覚からの情報をシャットアウトでき、目だけでなく脳へのインプット量も減らせて、目と脳の両方を休ませることができます。

強制的にアイマスクをつけて15分間、瞑想をすることは、抱えるストレスを軽くするための心の整理ができ、視覚情報をシャットアウトするので脳疲労も軽減でき、安全に日光を浴びることもできて、目を休ませることもできる、一石四鳥の方法なのです。

筋力アップで「目と体」の加齢に対抗する

対処法④老眼タイプ:サングラススクワット

加齢とともに硬くなった水晶体は、若い水晶体よりもさらに紫外線を吸収してしまい、吸収されたエネルギーは、水晶体のタンパク質を変性させるため、水晶体をさらに硬くします。それによって調整力が低下します。

屋外活動自体は気分もよくなり運動もでき、ビタミンDも生成され、いいことづくめですが、長時間の活動では紫外線への注意が必要です。そのためにサングラスをかけるようにしましょう。

そして、行うトレーニングはスクワットがベストです。水晶体を動かす毛様体筋は、不随意筋といって、自分の意思では動かすことができず、直接鍛えるのが難しい筋肉でもあります。そのため、全身の筋肉のうち、もっとも大きい大腿筋にアプローチできる、スクワットにたどりつきました。

運動により鍛えていない部分の筋力も増強されるメカニズムが、2006年のニューサウスウェールズ大学の研究で明らかになりました。このことから、大腿筋を鍛えることで、効果的にほかの筋肉の比重も増やすことができ、結果として鍛えることの難しい毛様体筋を支えられ、その調整力も維持できるのです。

平賀 広貴:株式会社ブライトアイ代表

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