出版不況に「超豪華な無料雑誌」京都で爆誕のワケ 紙にこだわる大垣書店が勝算見込んだ本屋の未来
東洋経済オンライン / 2025年2月11日 14時30分
書店がただ本を仕入れて販売するだけでなく、そこでものを作ったり、売ったり、情報を交換したりすることで、人と人との出会いも生まれるだろう。それはまるで広場のようなものではないか。
広場を中心に街が活気づいていく。書店がそんな場所になる力を発揮できれば、書店の未来も変わるのではないか。
そこで手にする本は、紙にも装丁にも凝った、ウェブではかなわない手触りのあるものだったらなお、楽しい。
ちなみに筆者の名刺は、堀川新文化ビルヂングの中の印刷工房昌幸堂で作ったものだ。紙を選ぶとき、一枚、一枚、目と手で確認し、その中からじゃがいもの繊維でできた紙を選んだ。
昨今は名刺すらウェブでインスタントに発注してしまいがちなのだが、店員さんから紙の話を聞きながら、おしゃべりしながら、自分だけの名刺を作る時間はとても心地よいものだった。
できた名刺はあまりない手触りがして気に入っている。次は、少部数でも、味わいのある紙や装丁で本を作りたいという気持ちが高まっているところである。
【写真を見る】「これが無料…?」京都で生まれた“贅沢すぎるフリーペーパー”(9枚)
木俣 冬:コラムニスト
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