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「フリーランスと会社員」成し遂げる仕事の決定差 会社を辞める前に思い出すべき「5つの恩恵」

東洋経済オンライン / 2025年2月12日 11時0分

困ったときに相談できる「同僚、先輩、上司」がいることが成長につながる(写真:kikuo/PIXTA)

「仕事がつまらない」「職場の人間関係がうまくいかない」など、会社を辞める理由は人それぞれ。ですが、安易にフリーランスの道を選ぶ前に、会社員として働くことの恩恵とメリットをきちんと知っておいてほしいと、株式会社中之島設計代表取締役の村井一雄氏は語ります。

単なる「安定」だけではない「会社員だからこその恩恵」について、村井氏の著書『僕らは、なにを武器に働けばいいのだろうか?』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「一定の給与」は、生きていく上で大きな安心材料

会社で働いていると、嫌なこともあるでしょう。「会社員なんてつまらない」「会社の人たちとうまくいかない」と思って辞めたくなるときもあるかもしれません。

別に会社員になることだけが社会で働くことではありませんが、会社員だからこそ得られるメリットがあることは忘れないでほしいのです。

働くのには、フリーランスというスタイルもあります。この両者の働き方を見比べてみると、会社員として働くことの恩恵とメリットがよりわかりやすいと思うので、比較しながら解説していきましょう。

まずは「一定の給与がある」こと。これは会社員として働く、とても大きなメリットです。こなした仕事量にかかわらず、ある一定の給与が保証されています。

一方のフリーランスは、仕事が大量に発生すれば、自分がこなした分だけ、大儲けできます。しかし、1人でこなせる仕事量には限界があり、終わらなければ、土日も祝日も関係なく働かざるを得なくなることもしばしばです。

さらに、仕事がいつも同じようにあるとは限りませんから、仕事が少ない月は収入も減ります。仕事がまったくないことだってあり得ます。病気で働きたくても働けないこともあります。

そうなると、当然、無収入になってしまうことになります。会社員に与えられる月給、これは生きていく上で、大きな安心材料になります。

自分で営業しなくても「一定の仕事」が与えられる

会社には、歴史と信頼と実績があります。あなたが会社1軒1軒、頭を下げて「なにかお仕事はありませんか?」とお願いしなくても、こうした信頼と実績のおかげで、会社には一定量の仕事の依頼が舞い込んできます。だからこそ、社員を雇って、毎月、給料を払うことができるのです。

フリーランスのほうはどうでしょう。もちろん、会社と同様に、いい仕事をしたら、また仕事を回してくれることもあるでしょう。ただ、その会社があなたに回す仕事がない場合は、仕事がないわけですから、ほかの会社から仕事を請け負わなければなりません。

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