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激レア機「NASAの魔改造を受けた機齢55年のDC-8」退役後はどうなる? ラスト任務は完了

乗りものニュース / 2024年4月12日 9時42分

NASAのDC-8(乗りものニュース編集部撮影)。

そのままスクラップにならないで良かった!

1969年に製造

 NASA(アメリカ航空宇宙局)が保有する「ダグラスDC-8」が2024年4月1日に最後のミッションを終えたと同局が発表しました。また、ここで、退役後のDC-8がどうなるのかも紹介されています。

 DC-8シリーズは、シリーズ累計556機が製造されましたが、大半はすでに現役を退いています。ちなみにJAL(日本航空)でも初のジェット旅客機として導入。しかし、1988年に全機が退役済みです。

 NASAで使用されているDC-8-72は1969年に製造され、1985年に同局に引き取られたもの。機体は「飛行科学研究所」として改造されており、考古学、生態学、地理学、水文学、気象学といった分野における、実験用データの収集などに使用されてきました。

 この機の最終ミッションは、アジア地域の大気質調査でした。拠点であるカリフォルニア州パームデールのアームストロング飛行研究センターに到着時には、放水アーチによる歓迎をうけています。

 なおNASAによると、同局から退役した後のDC-8は、アイダホ州立大学の航空機整備技術プログラムに活用される予定で、将来の航空機技術者の訓練に使用されるとのことです。

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