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「3Dプリンターで部品製造!?」軍用無人ヘリ「プロメテウス」実証機実験を開始へ 将来は対潜戦任務の主役に!?

乗りものニュース / 2025年1月11日 15時12分

既にレオナルドが開発済みの200kgクラスの無人ヘリである「アウェロ」(画像:レオナルド)。

自律飛行も可能な無人ヘリコプター。

2025年半ばの初飛行を予定

 レオナルドUKは2025年1月7日、無人ヘリコプター「プロメテウス」の初飛行に向け、試作機の設計を始めると発表しました。

「プロメテウス」は、2022年6月からイギリス国防省の国防装備・支援本部と開発を開始しており、2025年半ばに試作機体の初飛行を予定しています。

 機体重量約3tの同機は、海上環境での大型無人航空機の自律飛行機能の開発と実証のためのテストベッドとして開発されています。

 特徴は、格納スペースがモジュール式になっている点です。運用状況に応じて追加装備を設置できるほか、長距離飛行の場合は燃料タンクの増設も可能で、様々な任務に柔軟に対応できるようになっているそうです。

 また、製造部品に関しても、デジタル技術を応用することが試みられており、一部部品に3Dプリンターや低温硬化する複合材料を使用し、コスト効率の高い機体生産を試みるとのことです。

 同機は、イギリス海軍が進める2040年までの海上航空の進化を推進する海上航空変革(MATx)戦略の支援の一環として開発されています。同機の実験を通じて、将来の対潜水艦戦任務への貢献が期待されています。

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