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柿澤勇人&吉田鋼太郎が挑む「ハムレット」 「ずっと心に残る、一生の財産になる作品」に【インタビュー】

エンタメOVO / 2024年4月7日 8時0分

-吉田さんは、柿澤さんのどんなところに魅力を感じてオファーしたのですか。

吉田 イギリスには「ハムレット役者」という言葉があるくらい、選ばれた特別な俳優しかできない役がハムレットだと僕は思います。元々の戯曲をカットせずに上演すると、おそらく4時間半から5時間かかるくらい長いんですよ。その時間、ほぼ出ずっぱりで話し続けなければならない。なので、アスリートのような体力が必要なんですよ。基本的な発声法、ブレスの取り方もできないといけない。それから持続力と瞬発力も必要です。そういう意味でも、柿澤くんは劇団四季というすさまじいところで鍛えられているし、ミュージカルで鍛えられている。歌って踊って芝居もしているわけですから、体力はお墨付きだと思います。それから、僕はそう思いませんが、ハムレットには悩める青年、影のある青年というイメージが一般的にはあります。それが、柿澤くんが持っている影にマッチしている。しかも、彼は、その影を明るさに転換する力を持っている。そして、相手とのコミュニケーションの中で世界を作っていける俳優でもある。(芝居の中で)いいかっこうをするとか自分だけで話すということがないんですよ。あとはこの見た目です。非常に女性に人気があって、品がある。そう考えるとハムレットに必要なもの全てがあるんですよ。きっとハムレットを演じたら面白いものになると思うし、彼は「ハムレット役者」になれるんじゃないかなと思います。


-柿澤さんから見た吉田さんの魅力は?

柿澤 僕が鋼太郎さんと初めてお仕事したのは、「デスノート THE MUSICAL」でした。そのときから、鋼太郎さんの背中追い続けて、ずっと食らいついています。楽屋にお邪魔させてもらって、芝居について教えていただいたり、役者としての悩みを聞いてもらったり、今後、僕はどうやって生きていけばいいのかというお話までさせていただいたり。そうした時間を過ごさせていただいて、鋼太郎さんが本当にたくさんの人に愛されて慕われているというのもすごく感じました。こんなにも年齢が離れている大先輩なのに、すごくフランクに僕の意見も聞いてくれるんですよ。こんな言い方は失礼かもしれませんが、かわいらしいし、チャーミング(笑)。その後も、何作品もご一緒させていただき、稽古場でもいろいろと試させていただいて、いろいろなメソッドも教えていただいて。稽古場はワクワクする要素がいっぱいありました。

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