台風25号が温帯低気圧に 北日本は暴風で停電のリスクも

ウェザーニュース / 2018年10月7日 4時30分

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昨日10月6日(土)に韓国へ上陸し、日本海を進んでいた台風25号(コンレイ)は、今日7日(日)3時に温帯低気圧となりました。

台風では無くなったとはいえ、風速が弱まったわけではなく、構造が変化しただけですので、安心は出来ません。
この低気圧は暴風を伴って北日本に接近しています。7日(日)は北海道の道南や道東、東北北部などでは、強い雨と暴風に注意が必要です。

▼(元)台風25号 10月7日(日) 3時現在
 擾乱種類   温帯低気圧
 存在地域   日本海
 移動     東北東 55 km/h
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   30 m/s

北海道・東北北部では暴風雨に警戒

低気圧が通過する北海道や東北北部では今後急激に雨風が強まりま、沿岸などでは瞬間風速40m/s近い暴風が吹くおそれがあります。
先日の台風21号や24号で発生した停電と風速との相関をみると、風速が30m/sを超えると停電するリスクが高まることがわかっています。
固定されていない物品の飛来や、倒木、農作物への影響等が懸念されます。

低気圧の周辺では、1時間に30-50mmの激しい雨が降り、多いところで総雨量は100mm前後に達するおそれがあります。北海道胆振東部地震によって地盤が緩んでいる所では、新たな土砂災害が懸念されるため、予め避難をするなど警戒が必要です。

関東は今日も気温上昇

昨日は台風や日本海に停滞していた秋雨前線に向かって吹く南風により、暖かな空気が日本周辺へ引き込まれ、また山の風下となる地域ではフェーン現象によりさらに空気が暖められて、新潟県三条市で36.0℃を観測するなど、猛暑日となったところもありました。

昨日猛暑となった地域では、今日は北西から涼しい空気が入って気温の上昇は抑えられる予想です。
一方、今日は西風でフェーン現象が起こる関東地方などで気温が上がる予想で、高いところでは32℃程度の最高気温が予想されています。体調管理にもご注意ください。

台風と温帯低気圧の違い

台風では無くなったとはいえ、風速が弱まったわけではなく、力学的な構造が変化しただけですので、安心は出来ません。

台風:暖かい空気のみで発達

台風のエネルギー源は、暖かい海面から得られる水蒸気が水滴に変わるときに放出する熱です。

温帯低気圧:暖かい空気と冷たい空気の温度差で発達

温帯低気圧のエネルギー源は、暖かい空気と冷たい空気が上下で入れ替わることで生まれる運動エネルギーです。台風が日本付近まで北上すると、北からの冷たい風が入り込むようになり、徐々に温帯低気圧へと変化していきます。

温帯低気圧になると、より広範囲で強風が続くことがあります。温帯低気圧になったからといって油断してはいけません。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風25号のコンレイ(Kong-rey)は、カンボジアが提案した名称で、伝説に登場する少女の名前/山の名前です。

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