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今朝の冷え込みで雲海出現 幻想的な「天空の城」竹田城跡も

ウェザーニュース / 2021年10月3日 7時30分

ウェザーニュース

今日3日(日)朝は、晴れて放射冷却が効いたことにより、兵庫県朝来市や京都府舞鶴市などで幻想的な「雲海」が出現しました。

この時期に見られやすい「放射霧」によるものとみられます。竹田城は標高353.7mの山頂に築かれた古城で、霧が発生すると城が霧の上に浮かんでいるように見えるため、「天空の城」と呼ばれることもあるようです。

秋に現れやすい雲海

雲海 現象の説明

【放射霧の雲海】


夏に比べて日照時間が短くなる秋は、夜間の放射冷却によって地面が非常に冷えます。すると地面に近いところの空気も冷やされ、空気中の水蒸気が水滴に変わることで放射霧が発生。兵庫県朝来市の竹田城跡がある場所のように、盆地で見られる雲海はこの放射霧のタイプが多いといえます。

【雨上がりの雲海】


雨上がりの地面は多くの水分を含んでいます。雨が上がってスッキリ晴れると、放射冷却によって早朝には雲海が発生します。
風が強いと雲海がその場に留まることができないため、天気が回復しても風が弱い、もしくは盆地のような周囲が山に囲まれていることが必要となります。

【川霧・湖霧・蒸気霧の雲海】


暖かい水面上に冷たい空気が流れこむと、水面からの水蒸気が冷やされて水滴が発生します。これは蒸気霧と呼ばれるものです。
放射霧の雲海や雨上がりの雲海は、局地的に発生しますが、蒸気霧は広範囲にわたって発生しやすいのが特徴です。

だんだんと霧は解消へ

今日は全国的に高気圧に覆われて青空が広がります。

昼間にかけて日差しが届き、地面付近の気温が上がってくると、霧はだんだんと解消に向かいます。

参考資料など

写真・動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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