西日本 太陽の周りにハロが出現 低気圧の接近に伴い

ウェザーニュース

今日11月6日(土)の西日本では、太陽の周囲に光の環がかかる「ハロ」と呼ばれる現象が観測されています。

低気圧の接近に伴うもので、上空の薄い雲によって太陽光が曲げられることで見られています。

虹色の環「ハロ」

ハロは、日本語では暈（かさ）や日暈（ひがさ、にちうん）とも呼ばれ、太陽の周りにぼんやりと見えるリング状の明るい部分のことを指します。上空の高いところに薄い雲が広がっている時に見られます。

薄雲を構成する氷の結晶によって太陽の光が屈折し、太陽からの角度が一定の場所で光が強まり、白っぽく見られるものです。

低気圧が接近して薄雲が広がる

気象衛星画像

現在、九州の南の海上を低気圧が東進していて、沖縄や九州に雨を降らせています。この低気圧から広がる薄雲が中国地方や近畿地方、東海地方にかかることで、ハロが出現したと考えられます。

このように、低気圧の接近に伴いハロが出現することがあるため、ハロが見られた後には天気が下り坂になる場合もあります。ただ、今回は低気圧が東進するものの、雨雲はさほど北上しない予想ですので、大阪など主要都市では雨の降る可能性は低い予想です。空模様の変化に注目してみてください。

参考資料など

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）