北海道でハロと桜のコラボレーション 天気下り坂のサイン

ウェザーニュース

今日24日(水)は北海道の道央や道北、オホーツク海側で日差しが届いています。薄雲が広がり、「ハロ」が出現しました。これは天気下り坂のサインで、夜は南の地域から雨が降り出す見込みです。

今夜以降、南から雨の範囲が拡大

「ハロ」は上空の高いところに太陽が透けて見えるくらいの薄い雲が広がっているときに、太陽の周りにボンヤリと見えるリング状の明るい部分のことを指します。暈(かさ)や日暈(ひがさ)とも呼ばれる虹色現象です。

通常の虹とは違い、上空の薄雲を構成する氷の粒によって太陽光が内側に曲げられ、光の強い部分が環状に見られます。

今日は日本海にある低気圧から、天気図には描かれない前線がのびています。この前線に伴う薄い雲が北海道にかかり、ハロが出現しました。札幌では今月18日に桜が開花していて、道内では満開になっている所もあります。桜とハロの美しいコラボレーションが見られました。

前線の北上に伴い、北海道の雲は厚くなってハロは段々と見えなくなる予想です。夜には道南から雨が降り出し、明日25日(木)は道内の広い範囲で雨や風が強まる可能性があります。今日の日差しを有効に活用してください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）