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九州・阿蘇山 噴火警戒レベル2に引き下げ 活動は低下か

ウェザーニュース / 2021年11月18日 11時30分

ウェザーニュース

今日18日(木)11時、福岡管区気象台は阿蘇山の活動が低下したことから、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。

火山ガスの放出量は依然として多い

阿蘇山では10月20日に火砕流を伴う噴火があり、気象台は噴火警戒レベルを3に引き上げました。その後も火山性地震の増加や、中岳火口の浅い所の膨張とみられる変動が観測されたことから、同規模の噴火に対する警戒を呼びかけていました。


10月21日以降は噴火が発生せず、火山性微動の振幅は小さな状態が続いています。このことから中岳第一火口から1kmを超え、概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったとして、警戒レベルと引き下げました。

一方、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は多い状態が継続しており、GNSS連続観測では、一部の基線において伸びが認められていることから、引き続き中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性はあります。

防災上の警戒事項等

中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する火山弾と呼ばれる大きな噴石や火砕流に警戒が必要です。火口の風下側では火山灰だけでなく、火山礫(かざんれき)と呼ばれるような小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

また、火山ガスにも注意が必要です。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

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