真冬並みから4月並みに気温激変 体調管理や融雪災害に注意

ウェザーニュース

今週末から来週はじめにかけては全国的に気温が激変します。真冬並みと4月並みの気温を行き来する所もあり、体調管理に要注意です。積雪の多い地域では、気温の上昇によって融雪災害のおそれがあります。

受験シーズンの体調管理に注意

東京都心は年明けから平年に比べると気温の高い日が多く、今日9日(月)は最高気温が13.9℃と3月中旬並みの暖かさになりました。この先1週間は気温の変動が非常に大きくなる見込みです。

明日10日(月)は寒気の南下で9℃までしか上がらず、真冬並みになります。その後は日毎に気温が上昇して、ピークの14日(土)は4月上旬並みの18℃の予想です。ただ、その後は寒気に入れ変わって、わずか2日で真冬並みに戻ります。

東京以外の各地も同じような大きな気温変化になる見通しです。14日(土)～15日(日)に大学入学共通テストを控え、中学や高校の入試も本格化してくる時期ですので、体調管理をしっかりと行ってください。

積雪の多い地域は融雪災害のおそれ

9日(月)15時の積雪(解析値)

今日の午後の時点で、北陸や東北南部の山沿いでは積雪が200cm以上の所があり、東北北部から北海道も多い所は100cm以上となっています。これだけ雪が残っている所に気温が急上昇するため、急速に雪解けが進む見通しです。

今日15時の積雪が217cmの山形県大蔵村・肘折は14日(土)の最高気温が10℃、150cmの新潟県津南町では11℃まで上がる予想となっています。

気温が上昇する上に雨も降りますので、雨と雪解け水によって道路が冠水したり中小河川が増水するおそれがあります。また、重くなった雪が落雪することによる事故の危険性が増す見込みです。

天気が比較的穏やかな明後日11日(水)～12日(木)に除雪を進めておくなど、早めに備えを進めておくと良さそうです。