北海道・陸別で−1.7℃まで低下 今季最低気温を更新する冷え込み

ウェザーニュース

昨夜から今朝にかけては全国的に穏やかに晴れていたため、地上付近の熱が上空へと逃げる放射冷却現象が効いて、冷え込みました。

北海道では氷点下まで気温が下がったところがあり、全国のところどころで今季これまでの最低気温を更新しました。

冷え込みで霜柱も

北海道に流れ込んでいた上空の寒気は東へ抜けつつあるものの、夜間に放射冷却現象が効いたことで、冷え込みが強まりました。

富士山を除いて今日全国で最も冷え込んだのは、北海道の陸別で、最低気温は−1.7℃を観測しました。これは今シーズン全国で最も低い気温を更新したことになります。

このほか、長野県木曽町の開田高原では−1.5℃、岐阜県高山市の六厩（むまや）でも−0.8℃まで下がり、本州でも0℃未満の「冬日」となったところがあります。

都市部でも気温の下がったところがあり、名古屋や福岡などでも、今シーズン一番の冷え込みとなりました。

▼今朝の最低気温（7時現在）
　札幌　　10.1 ℃
　仙台　　11.6 ℃
　東京　　13.7 ℃
　名古屋　12.1 ℃ ＜今季最低＞
　大阪　　14.7 ℃
　福岡　　15.1 ℃ ＜今季最低＞
　那覇　　21.3 ℃ ＜今季最低＞

北海道では霜柱ができたところも

今朝の冷え込みによって北海道の内陸部では霜の降りたところがあり、道東の更別村では土の中に立派な霜柱ができていたという写真が撮影されました。

また、ウェザーニュースには、長野県木曽町からは薄く氷が張っていた写真も寄せられています。

昼間は気温上昇　一日の寒暖差に注意

このあとも各地で青空が広がるため、昼間は暖かさ、場所によっては少し暑さを感じる気温にまで上昇する予想です。北海道では寒かった昨日よりも大幅に気温が上がります。

このため、朝晩と昼間との気温差が大きくなる見込みです。寒暖差で体調を崩さないようお気をつけください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）