今夜から寒気南下 札幌で初雪の可能性 郊外中心に積雪も

ウェザーニュース

今夜からは日本列島にこの時期としては強い寒気が流れ込んできます。北海道では気温が急降下し、日本海側の平地でも雪の降るところが多くなる見込みです。

札幌でも初雪観測となる可能性があります。

北海道内陸部は積雪のおそれ

今夜遅くから西高東低の冬型の気圧配置となり、日本列島にはこの時期としては強い寒気が流れ込みます。明日11日(土)は、平地で雪の降る目安となる上空1500m付近で−6℃以下の寒気が東北北部まで南下する予想です。

北海道の日本海側ではこのあと気温が急降下し、いったん雨が止んだ後、今夜遅くから平野部でも雪の降るところが多くなります。北海道では今年は旭川を除く気象台ではまだ初雪観測の発表がされていません。今夜以降、札幌などでも初雪となる可能性が高くなっています。

郊外を中心に今シーズン初めて積雪の可能性があるため、積雪や路面凍結によるスリップ事故等に注意が必要です。車を運転される方は、冬用タイヤへの交換やタイヤチェーンの携行など、雪道用の装備を準備してください。

北海道で雪の降りやすい状態は、来週14日(火)にかけて続くとみています。

東北や北陸も峠道は積雪注意

明日11日(土)以降は東北北部の平地でも雪の降るところがあり、青森市などで初雪となる可能性があります。東北や北陸の峠道などでは、来週14日(火)にかけて積雪に注意が必要です。山間部では夜間の冷え込みも強まり、路面凍結の心配もあります。

この週末から週明けに山間部を運転する予定のある方は、最新の情報に注意して、タイヤチェーンなど必要な準備をしてください。

東北南部から北陸の平野部は雪ではなく雨が降る見込みですが、昼間でも気温が一桁止まりの日もあり、いっそう寒くなります。これまでと同様の服装ではなく、コートや暖かい上着などを準備するようにしてください。