アラスカは猛吹雪のおそれ 日本で冬型をもたらした低気圧が接近

ウェザーニュース

先週、11月として記録的な大雪となったアラスカでは再び雪が強まり、吹雪になるおそれがあります。日本に冬型のもたらした低気圧が近づいている影響です。

アラスカは先週も大雪に

アラスカでは先週後半に低気圧の影響で大雪になり、多い所では数日で1m前後の雪が積もりました。雪は一旦、小康状態になっていましたが、日本時間の今日13日(月)になり、再び雪や風が強まっています。

今回の雪をもたらしているのは、10日(金)〜11日(土)に北日本を通過して、日本付近に冬型の気圧配置をもたらした低気圧です。低気圧はオホーツク海からカムチャッカ半島へと進み、昨日12日(日)には中心気圧が956hPaまで発達しました。

上空の寒気は北極から日本付近と北米大陸へと流れ込んでいて、アラスカでは日本時間の今夜にかけて大雪や吹雪となる見込みです。

現地の気象当局は丘陵地の多い所で30cmの新たな雪が降り、吹雪のため視界が800m以下まで低下するとしています。通勤の移動への影響や停電のおそれがあるとして警戒を呼びかけています。