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東京マラソン2024開催 5m単位の気象シミュレーションで天気を予測

ウェザーニュース / 2024年3月2日 14時17分

ウェザーニュース

明日3月3日(日)は東京都心で東京マラソン2024が開催されます。

マラソンは屋外で開催されるため、雨や風・気温・湿度・日照などが競技に大きな影響を与えます。また、沿道で観戦する方も風や寒さが気になる所です。

ウェザーニュースでは一般の天気予報だけでなく、都市部のビルなどの影響を考慮した「Ultimate Weather Forecast (都市気象予測モデル)」の運用を行っています。今回はこの高解像度のシミュレーションを用いて、コース上の天気予報を解説します。

総観的にみるとマラソン日和の天気

明日は次第に冬型の気圧配置が緩み、東京の天気は晴れ、最低気温は2℃、最高気温は13℃の予想です。朝は冷え込むものの、昼間は日差しのおかげで気温が上がり、最高気温はほぼ平年並みの気温になることが予想されています。

朝の待機時間などは防寒が必要な寒さです。待機中にしっかりとストレッチをしたり、軽く身体を動かすなどして、身体が冷えてしまわないように気をつけてください。昼間の走行中は暑さを感じそうです。水分や塩分を適切に補給し、季節外れの熱中症にご注意ください。

風は今日と比べると穏やかになり、強い時間帯でも3〜4m/s程度と予想されています。風が競技の結果を大幅に狂わせることはなさそうです。

南風になるため、特に中盤から後半にかけて向かい風の区間が長くなる見込みです。さほど強い風ではないとはいえ、精神的には辛い風向きといえそうです。

都市気象予測モデルでみると、日本橋〜銀座付近が要注意

東京マラソンは東京の都心部を通る大会ですので、郊外の大会とは違った気象的な特徴を持ち合わせています。これを「Ultimate Weather Forecast (都市気象予測モデル)」でみてみましょう。

ウェザーニュースが運用する「Ultimate Weather Forecast (都市気象予測モデル)」は、5m単位という超高解像度で建物の影響を反映し、都市部の気温・暑さ指数・風向・風速・湿度などをシミュレーションする次世代の気象予測モデルです。

アスファルトに覆われた都心部では暑さ指数・日射・路温も競技に影響することがありますが、この時期の場合はさほど大きな影響はない見込みです。今回注目するのは風です。

総観的にみると比較的弱いとお伝えした風も、都心のビルの間を抜けるときには、局地的にアメダスでの観測よりも強い風が吹く場所もあります。Ultimate Weather Forecast (都市気象予測モデル)をみると、明日の天気でこの傾向が顕著となるのが中央区の日本橋〜銀座周辺や、港区の芝公園周辺などと予測されています。

日本橋〜銀座を通る31〜33km地点付近や、港区の35〜37km地点付近は向かい風がアメダスの観測よりも強く吹く可能性が考えられますので、後半の難所になることが考えられます。

敏感な方は花粉症対策を

気温が上がることで、花粉も飛びやすくなることが予想されます。すでに東京はスギ花粉の飛散が本格化しています。心肺機能が重要となるマラソンでは、鼻の通りも重要なポイントになりますので、花粉症対策も怠ることはできません。

また、沿道でランナーを応援される方は、じっと立ってると気温の数値以上に寒く感じますので、手袋やマフラー、カイロ等で防寒を十分に行うようにしてください。

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