今朝も関東から九州で冷え込み強まる 名古屋では−0.3℃と「冬日」

ウェザーニュース

今日3月11日(月)朝は、関東から九州にかけて昨日の朝に続いて冷え込みが強まりました。

名古屋市では−0.3℃まで下がり、3月3日以来の冬日となっています。東京都心でも今朝の最低気温は1.8℃を観測し、寒い朝となりました。

今季一番の冷え込みや3月の最低気温を更新した所も

上空に流れ込んでいた寒気は抜けつつありますが、関東から九州にかけては夜間晴れていた影響で、放射冷却現象が効いて地上付近の熱が上空へと逃げて、冷え込みが強まりました。

今朝、全国で最も冷え込んだのは、北海道陸別町と長野県上田市の菅平で、最低気温は−20.5℃と、−20℃以下となりました。名古屋では−0.3℃を観測し、3月3日以来の氷点下の朝を迎えました。

また、愛知県のセントレア、大阪府の関空島では統計開始から20年ほどではありますが、3月に観測した最低気温の記録を更新する冷え込みとなりました。関空島や滋賀県の東近江などでは各地点での今季最低気温を観測しています。

昼間は暖か　一日の寒暖差大きい

今朝は冷え込みましたが、午前を中心に各地で日差しが届いて、昼間は気温が上がる予想です。南寄りの風が吹きやすい九州や中国四国では、だんだんと雲が広がるものの15℃前後まで上がる予想となっています。関東や東海では夕方頃まで日差しが届き、日向では暖かさを感じられそうです。

各地の予想最高気温は東京や名古屋、大阪で13℃、福岡では15℃まで上昇する見込みです。昨日と同じかやや高めになるところが多く、この時期らしい陽気となります。ただ、冷え込んだ朝との寒暖差が大きくなるので、服装にお気をつけください。

また、昼間の気温上昇で花粉の飛散がかなり多くなるおそれがあるため、花粉症の方は対策が欠かせません。



北日本でも昨日より気温が高くなるところが多く、日本海側では5℃以上も上昇する見込みです。雪の多いエリアでは雪崩や屋根からの落雪に注意してください。