北関東や東北で花粉光環が出現 東北で「つらい」症状報告目立つ

ウェザーニュース

今日27日(水)は天気が回復して晴れている所が多くなっています。雨や雪の翌日の晴天で花粉が飛散しやすく、北関東や東北では花粉光環が見られました。

午後も花粉の飛びやすい状況が続く

スギ花粉やヒノキ花粉は雨上がりの晴天の日に飛散しやすくなります。スギが主流となっている北関東や東北の一部では、花粉の飛散量が増えていることで花粉光環が現れました。

「花粉光環」とは、花粉の粒子によって太陽の光に回折・干渉が生じ、色が分かれて見える現象です。太陽の周囲を囲むように幾重にも虹色の環が見られるのが特徴で、花粉の飛散量が多いほどはっきりと見られます。

群馬県高山村で見られた花粉光環は非常に鮮やかで、ウェザーニュースが独自に設置している花粉観測機、ポールンロボでも群馬県内では多くの花粉を捉えている状況です。

また、ウェザーニュースアプリ利用者からの症状報告では東北で「とてもつらい」が約20%、「つらい」が約30%と半数ほどの方に強めの症状が出ています。午後も晴天が続いて花粉の飛散量がさらに増えることが予想されますので、外出時はしっかり対策した上、帰宅は室内に花粉を持ち込まないようご注意ください。

写真：ウェザーリポート（ウェザーニュースアプリからの投稿）