負傷者続出のスパーズ、コンテ監督は過密日程に嘆き「W杯決勝の3日後に試合なんて…」

写真：Getty Images

トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、過密日程に苦言を呈した。イギリス『アスレティック』が伝えている。

今季のプレミアリーグでは開幕から8勝2分3敗の成績で3位に付けているトッテナム。チャンピオンズリーグ(CL)でもグループD首位通過を果たすなど、ここまでは上々のシーズンを過ごしている。

しかし、ここ数週間で問題となっているのがアタッカーを中心とした多くの選手の離脱。9月下旬にスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキがハムストリングを負傷すると、10月中旬にはブラジル代表FWリシャルリソンが左ふくらはぎを痛め、今月1日にも韓国代表FWソン・フンミンが左目周辺を骨折するケガを負っている。

6日に行われる第15節のリバプール戦前の会見に臨んだコンテ監督は、新たに元ブラジル代表FWルーカス・モウラの負傷を報告。その他の離脱している選手についても情報をアップデートした。

「リシャルリソンと(クリスティアン・)ロメロは欠場する。(ロドリゴ・)ベンタンクールの状況はかなり良く、今日のトレーニングにも参加している。クルゼフスキも同じで、今日は部分的にトレーニングを行った」

「ルーカス・モウラは腱の痛みで難しい状況だ。今日の状態はひどかった。私は彼に出られるようにお願いした。彼が必要だからだ」

「ソンは今手術を受けている。ワールドカップに向けてはまだ未確定だ」

また、現在も過密日程が続く中、カタール・ワールドカップ(W杯)後にはそれがさらに悪化すると嘆いた。

「イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル、これらの国のリーグではW杯後に休みがあり、少し息を整える時間が整えられている」

「しかし、イングランドではW杯決勝の3日後にリーグカップの試合をするなんて、おかしいと思う。そして、そのさらに3日後にはプレミアリーグでも試合がある」