去就注目のシメオネ監督、アトレティコ愛を強調「どんな状況になっても失われることはない」

写真：Getty Images

いよいよ進退が怪しくなってきたアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、クラブへの感謝を強調している。

今季で12年目を迎えたシメオネ体制だが、ラ・リーガの2強に割り込んでいたここ数シーズンとは打って変わって、攻守に問題を抱えながら不調に陥っている。

リーグ戦では3位に位置しているものの、暫定首位のバルセロナとはすでに10ポイント差。さらにチャンピオンズリーグでは順当に勝ち上がると見られていたグループBでまさかの最下位に終わり、ヨーロッパリーグすら出場できない事態となってしまった。

にわかに解任論も浮上する中、1-1に終わった直近のエスパニョール戦後、シメオネ監督は現役時代を振り返りながらアトレティコへの愛を強調。最悪も覚悟しているようなコメントを残した。

「私はアトレティコに若くしてやってきたが、最初のシーズンは酷いものだった。それなのに、クラブやファンは常に私を愛してくれた」

「それからリーグやカップ戦で優勝し、選手、そして監督としてアトレティコに戻って来られたことは幸せなことだった」

「人生を通して私はアトレティコ・マドリーに感謝している。私が受けた愛情はいかなる状況においても奪われたり失われたりすることはない」