サントス監督、白星発進に安堵も試合運びに苦言「どこからともなく失点した」
超ワールドサッカー / 2022年11月25日 7時30分
ポルトガル代表を率いるフェルナンド・サントス監督が、白星スタートを飾ったガーナ代表戦を振り返った。『ESPN』が伝えている。
今大会の優勝候補に挙がるポルトガルは24日に行われたグループH第1節でガーナと対戦。ゴールレスで折り返した後半にFWクリスティアーノ・ロナウドのPKで先制に成功すると、一度は同点に追いつかれたものの、FWジョアン・フェリックスとFWラファエル・レオンの連続ゴールで突き放す。その後、試合終盤に1点差に迫られたが、打ち合いとなった一戦を3-2で勝利した。
同試合後、公式会見に出席したサントス監督は初戦勝利という結果に満足感を示しながらも、不用意に与えた2失点に不満を示した。
相手の攻撃をシュート0本に抑え込むなど試合を支配しながらも決め手を欠いた前半に関しては、守備面に一定の評価を下しながらも消極性を課題に挙げた。
「ボールを持つことによるセキュリティ、しかしそれは受動的なセキュリティだった。我々は幾度も後ろでプレーするばかりで、攻撃性がほとんどなかった。明らかに攻撃性が欠けていた」
「我々は(試合開始から)30~35分後に改善した。前半の最後の部分では、クロスを含む非常に危険な状況を3つか、4つ作った。ただ、簡単ではなかった」
また、ハーフタイムの段階では忍耐をチームに求めたという。
「休憩の際、私はプレーヤーたちに我慢する必要があるが、それほどではないと伝えた。ゲームは非常にクローズされており、忍耐がなければゴールは生まれないと考えていた」
「その後に(ロナウドの)ペナルティが来たが、我々はどこからともなく失点を喫した」
さらに、軽率な形で与えた2失点、試合の終わらせ方に関しては今後に向けてすぐに改善すべきだと主張している。
「今は冷静に試合を振り返って、何を改善しなければならないかを分析しなければならない。ただ、何をすべきだったのか、それは簡単だ」
「ボールをキープし、カウンター攻撃を仕掛けなければならなかった。4点目を決めるチャンスがあったし、そうしなければならなかった」
「相手からボールを奪う必要があった。相手はバランスを崩しながらも同点に追いつこうとしていた中、我々は相手にボールを渡してしまった」
「それでも、勝ち点3が大事だった。これで我々はあと1勝で次へ行けるのだからね」
課題を残しながらも今大会の初陣を飾ったポルトガルは、28日にウルグアイ代表とのタフな一戦に臨む。
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