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「パニックに陥った」悪夢の5分間を語るスペイン指揮官、日本代表については「失うものがないときは飛行機のように空を飛ぶ」

超ワールドサッカー / 2022年12月2日 8時50分

写真:Getty Images

スペイン代表のルイス・エンリケ監督が、日本代表戦を振り返った。

1日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループE最終節でスペインは日本と対戦した。

勝ち点4で首位に立つスペインと、勝ち点3で2位につける日本。スペインは引き分け以上でグループステージ突破が確定。一方で、負ければ敗退の可能性も残していた。

試合は立ち上がりからスペインが支配すると、12分にアルバロ・モラタがヘディングを決めて先制する。先制後は完全に試合を支配。しかし、日本の粘り強い守りの前に、ゴールを奪えない。

すると後半立ち上がりに堂安律のミドルシュートで追いつかれると、VARの判定によりゴールラインを割っていないとして、田中碧のゴールが認められ逆転を許す。

スペインはその後も前半同様に支配。日本に何度カウンターを仕掛けられそうになった中、最後まで攻めたがゴールを奪えず2-1で敗戦。2位でグループステージを通過することとなった。

試合後、ルイス・エンリケ監督は「全く満足していない。祝うものは何もない」とかたり、日本によってチームがパニックを起こしたとコメント。後がない時の日本のような相手の強さを語った。

「パニックに陥ったのは5分ほど。彼らは我々から2ゴールを奪った」

「日本のようなチームは、失うものがないときは飛行機のように空を飛ぶ。すると元通りになった。彼らはとても中を締めており、最後はとてもきつかった」

「日本がリードし、当然の結果になった。私にとっては迷惑な話だ。1番になりたかった」

「日本は10分間で我々を完全に崩壊させた。我々は崩壊したモードになり、もし彼らがあと2ゴールを奪う必要があったなら、それを決めていたと思う。敗北を祝うことはない」

まさかの逆転負けを振り返りながら、試合中にはコスタリカ代表がドイツ代表を相手にリードしたことで、敗退の危機があった。

そのことを告げられたルイス・エンリケ監督は「今知った。私は心臓発作を起こしていただろう」と語り、そのような事態が起きていたことを初めて知ったとした。

とはいえラウンド16に進出したスペイン。次の相手はモロッコ代表だが、ルイス・エンリケ監督は「監督としての私の仕事は、選手たちの士気を高めることだ」と語り、選手たちの準備を整えることが仕事だと語った。

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