久保の今季4点目などで逃げ切ったソシエダが公式戦4試合ぶりの白星！《ラ・リーガ》

写真：Getty Images

久保建英の所属するレアル・ソシエダは13日、ラ・リーガ第21節でエスパニョールと対戦し3-2で勝利した。久保はフル出場し23分に今季4点目を記録している。

前節のバジャドリー戦でリーグ戦8試合ぶりの黒星を喫した3位ソシエダが、17位に沈むエスパニョールのホームに乗り込んだ一戦。ソシエダの久保は右MFで3試合連続のスタメンとなった。

ソシエダは開始早々の4分にピンチを迎える。CKの二次攻撃からダルデルの左クロスをファーサイドのカレーロが頭で合わせたが、このシュートはGKレミロの好セーブで難を逃れた。

ピンチを凌いだソシエダは、10分に左CKの二次攻撃からバイタルエリア手前でパスを受けたオヤルサバルが相手GKを強襲する強烈なロングシュート。さらに16分にはボックス右から侵入した久保がミドルシュートを放ったが、これはゴール右に逸れた。

徐々にボールの主導権を握るソシエダは23分、オヤルサバルのパスでボックス左に抜け出したイジャラメンディがクロスを供給すると、このこぼれ球をボックス右手前の久保が絶妙なトラップでボールを収めると、ボックス右からハーフボレーをゴール右に突き刺した。

さらにソシエダは、37分にも久保のパスでボックス左に侵入したオヤルサバルの切り返しがやや大きくなると、こぼれ球を走りこんだセルロートが狙ったが、シュートはわずかにゴール右に外れた。

迎えた後半、再びスコアを動かしたのはリードするソシエダ。51分、イジャラメンディのパスでボックス左に侵入したオヤルサバルがGKの届かない絶妙なラインにクロスを送るとファーサイドに走りこんだセルロートが右足で流し込んだ。

さらにソシエダは63分にも、右サイドでボールを受けた久保がカットインからクロスを供給すると、これが頭でクリアしようとしたカブレラのオウンゴールを誘い、3点目。

連続得点でソシエダが試合を決定づけたかに思われたが、エスパニョールは74分にセットプレーの流れからダルデルがゴールネットを揺らし1点を返すと、87分にもラソとのワンツーからボックス左に侵入したオリバンにネットを揺らされ、1点差に。

試合終盤にも勢いづいたエスパニョールの猛攻を受けたソシエダだったが、94分に相手DFカブレラが2枚目のイエローカードで退場したこともあり、何とか逃げ切りに成功。

久保の今季4点目などで逃げ切ったソシエダが、苦しみながらも公式戦4試合ぶりの白星を飾った。