バルサとPSGがテレビインタビューをボイコット、ヤマルへの発言が物議…人種差別&階級差別と批判殺到
超ワールドサッカー / 2024年4月11日 22時2分
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルを巡る発言により、テレビ局が窮地に立たされる事件が起きていた。『ESPN』が伝えた。
問題の発言をしたのはスペイン『モビスター』に務めるヘルマン・ブルゴス氏。アルゼンチン代表の守護神としても活躍し、マジョルカやアトレティコ・マドリーでプレー。引退後は、ディエゴ・シメオネ監督の下で長らくアシスタントコーチを務めるなどしていた。
そのブルゴス氏は、ヤマルがボールを使ってトリックを披露する映像を見て、問題の発言を残した。
「もしサッカーが上手くいかなくなったら、彼は信号待ちで仕事をするかもしれない」
このコメントは、信号待ちをしているドライバーに対し、金銭を要求する人々を仄めかしているとして批判を受けることに。人種差別であり、階級差別である発言だとされた。
すると、この発言を受けてバルセロナに加え、チャンピオンズリーグ(CL)で対戦予定だったパリ・サンジェルマン(PSG)も『モビスター』のインタビューを受けないとボイコット。試合のコメントを全く伝えられないという状況に陥ってしまった。
ブルゴス氏は「このような能力が私にもあればよかった」と語り、「誰かを傷つける意図のないコメントだった。我々はフットボールについて話しているだけで、それ以外のことは何も話していない。もし彼が気分を害したとしたら、申し訳なく思い、私は謝罪する」とコメントした。
また「意図したものではなかった。ユーモアが原因でトラブルに巻き込まれることもある。このような時は、全てに適応する必要があり、それが我々が取り組んでいるところだ」と、あまり反省する姿は見せず、ただの冗談だと乗り切ろうとした。
ただ、ブルゴス氏は自身のインスタグラムを更新し、改めて正式に謝罪。『モビスター』はこの発言を非難した。
「あらゆる種類の差別を非難し、プラットフォームに関連する従業員や協力者からのこの種のコメントを許可しない」
「こうした出来事が起こらないよう適切な措置を講じる」
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