学校で必要なもの、「親」がお金を出すか、「お小遣い」から買わせるか、どっち? (家族のお金が増えるのは、どっち!? 特集-3)

Woman.excite / 2015年9月15日 5時15分

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家族がいるからこそ、お金が増える!ってどういうこと?
親に借金の相談を「する人」、「しない人」。信頼されるのは、どっち? の続きです。


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「家族がいるとお金はかかる」と思うものだが、「私がお伝えしたいことは、『家族がいるからこそ、お金は増やせる』ということです。家族全体のチカラを引き出せば、資産を増やすことができます」と言うのは、40万部のベストセラー『お金が貯まるのは、どっち!?』に続き、『家族のお金が増えるのは、どっち!?』という本を上梓した、元・メガバンク支店長の菅井さん。

家族全体のチカラを引き出すために、あなたがすべきこととはなんだろう? 具体例を出しながら、それが何かをひもといていきます。

いよいよ最後の質問をしてみよう

【問】
学校で必要なもの。
「親」がお金を出すか、
「お小遣い」から買わせるか、どっち?


【答え】
お小遣いから買わせる。学校で必要なものも、「子ども本人」に買わせることで、経費、計画性、貯金の大切さを教える

 


子どもに教える「お金の教育」3つ
「子どもが将来、自立して稼げるようになるために、お金の教育はきちっとしなければならないと私は考えています。」と、菅井さん。菅井さんが考える「お金について子どもに教えなければならないこと」は、以下の3つだ。

<子供に教える「お金の教育」>
1.お金の「稼ぎ方」
2.お金の「管理の仕方」
3.お金の「価値」

節約してお金を貯めようにも、収入自体が少なければ、豊かにはなれない。逆に、いくら稼いでも、管理を怠って使ってしまえば資産は増えない。なにより、お金の価値そのものを理解していないと、豊かな人生にはならない。

3つはどれも重要だが、今回は、「2」のお金の「管理の仕方」について話をしてもらった。


お金持ちはお金を管理する大切さを伝えている――ある資産家の母娘の話
ある日、菅井さんが経営する田園調布の喫茶店に、近所に住む、資産家の奥さんと娘さんがやってきた。娘さんは、小学校3年生くらい。席に座ると、娘さんはバックから「おこづかい帳」をとりだして、「えーっと、ジュース130円」と言いながら記入した。

「その光景を見た時、やはりお金持ちは、お金を管理する大切さを代々伝えているのだと感じ入りました。お金を管理することは、生きていく上できわめて大切なスキルだとわかっているんですね。」と、菅井さんは話す。

「おこづかい帳」をつけることが大切なのはわかる。でも、なんとなくつけているだけでは、子どもは飽きてしまい、長続きはしない。何かコツはあるのだろうか?

「3つの項目」に分けなさい!
たとえば、1ヵ月のお小遣いが「1,000円」だとした場合、その1,000円をどのように使うか、お小遣い帳を使って計画を立てるのだという。「この時、大きく以下の3つの項目に分けさせるのがポイントです。」(菅井さん)

<おこづかい帳の3つの項目>
1.すぐ必要なもの
2.すぐ欲しいもの
3.いつか欲しいもの


(出典:『家族のお金が増えるのは、どっち!?』菅井敏之・著/アスコム)




「経費」「計画性」「貯金」の大切さを教える
それぞれの項目で、何を学ぶことができるのか、詳しく教えてもらった 

【すぐ必要なもの】
たとえば、消しゴムやノート、鉛筆など。学校や塾での勉強で必要なものがここに入る。こういうものは、親が買い与えてしまいがちだが、「何に、どのくらい」使っているかを「知る」ことが、お金の管理の基本だ。

「ゆえに、本人が自分で買うのがおすすめです。親はあらかじめ、その予算額に見当をつけ、その分はあえて上乗せしておくとよいでしょう。すぐ必要なものにかかるお金は、会社でいえば経費にあたる支出です。自分で買わせることで、生きていく上でかならず経費がかかるのを教えることができます。」(菅井さん)

【すぐ欲しいもの】
こちらは、お菓子やジュースなど、安くていますぐ買えるものだ。この項目では、「計画性」の大切さを教える。たとえば、1,000円のお小遣いのうち、最初から「500円をこれに当てる」と決めさせる。1ヵ月で500円ということは、1週間で使えるお金は約125円。最初の週に200円使ってしまうと、あとあと苦しくなる。50円しか使わないと、あとあと楽になるし、「余る」ということを経験させることもできる。

【いつか欲しいもの】
たとえば、ゲームやぬいぐるみなど、欲しいけれどかならずしも必要ではないものがこの分類に入る。子どもにとっては、高価なものだ。いますぐには買えないから、貯金をして買いたい。つまり、この項目を作ることで、目標を立てて「貯金する力」を育てることにつながる。半年後に3,000円のゲームが欲しければ、毎月500円ずつ貯めなければならない。目標を立てて、計画通り貯金させること。そうすれば、すぐ欲しいものを少しがまんし、余りを貯金にまわすことで、いつか欲しいものが早く手に入る、ということも教えることができる。

「おこづかい帳をつけなさい」と子どもに言ってみるものの、「親が家計簿をつけられているか?」と言われれば怪しい。そうなると、信念を持って子どもに「おこづかい帳をつけなさい」とは言えない。けれども、上記のようにテクニカルに説明してもらうと、「なるほど!」と、子どもへの金銭教育をする意欲が沸く。

「お金が増える」のは「お金と真摯に向き合う選択をすること」、これに尽きるのかもしれないと、今回の特集を通して感じた。

家族とお金の関係に興味がある人におすすめの本
◇家族のお金が増えるのは、どっち!?
(著者:菅井敏之/アスコム) 定価:本体1300円(税別)

(楢戸ひかる)

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