野外教育インストラクターが伝授! どんどん作りたくなる簡単かわいい工作「たまごファミリー」で自由研究を
Woman.excite / 2017年8月4日 23時0分
夏休みの自由研究、工作アイディア
小学生の夏休み。頭がイタイのはやはり夏休みの宿題。なかでも、低学年の「自由研究」はどうしても親の関与次第で成果が変わるのも事実。
たいていの学校で自由研究は華々しく教室に飾られると思うので、超大作は難しいとしても、飾られて恥ずかしくないものは作りたいですね。楽しく、簡単に作れて、親子ともに満足できる自由研究のヒントを、野外教育インストラクターの光橋 翠(みつはし みどり)さんに伺いました。
『親子で作る! 自然素材のかんたん雑貨&おもちゃ』 光橋 翠/監修 まちとこ/編 (日東書院本社)
光橋さんは、野外教育の専門家であり、自然からインスピレーションを得て作る、自然のものを使った工作「ネイチャークラフト」の普及に取り組んでいます。
今回は、自宅にある身近な素材を使って作れる、環境にもお財布にも優しい工作アイディア「たまごファミリー」の作り方を教えていただきます。
■卵の殻で作ろう「たまごファミリー」
利用するのは、普段はゴミとして捨ててしまう卵の殻。いつもは捨てる卵の殻も、顔をかくだけでかわいい人形に大変身します。小学校低学年でも作りやすく、付属品や背景を作りこめば高学年でも胸をはれる、立派な作品をつくることができます。
・たまごの殻
・うずらの卵の殻(小さな人形を作る場合)
・紙コップ
・フェルト、布、毛糸、レースなど人形の体を作るもの
【道具】
・はさみ
・油性ペン
・工作用接着剤
■【まずは準備】
卵の殻を捨てずにとっておこう!
卵料理を食べる時に、卵の殻を割って、洗って乾かす作業も子どもに自分でやらせてみましょう。卵の殻の扱い方もわかり、その感想も書けばより自由研究らしくなります。
卵の殻は割れやすいので、工作中も壊れる場合があります。実際に使う数より多めに用意しておくのがポイント。割れてしまったらどうしよう・・・」と恐れずにどんどん殻をさわって、「殻は割れやすい」ということを実感することも大切な経験になります。
1)殻の底をかたいものでたたいて割る。
2)穴が2cmぐらいになるまで指で広げる。
3)卵をゆするようにして中身を出す。殻を水でよく洗い、乾かす。
■【いよいよ工作開始】
動物や家族など、好きなものを自由に作ろう
※小さな動物はうずらの卵の殻で作ろう。
卵の殻がそろったら、人形作り開始! 大好きな動物やお話の登場人物、お友だちや家族など、子どもが作りたいものを自由に作るのが一番。作り方はとても簡単です。
1)殻に油性ペンで顔をかく。毛糸を頭にはり、人形の髪の毛を作る。
2)紙コップを横半分に切り、体を作る。※卵の殻がピッタリはまる大きさに切る。
3)2)の紙コップにフェルトや布を切ってはりつけ、洋服を作る。紙コップにペンで洋服をかいてもOK!
完成!
遊んでも楽しいけれど、提出までは壊さないように扱いは要注意! 余裕があったら空き箱でお人形のおうちを作ったり、厚紙で家具を作ってもいいですね(※写真は既製品)。
学校へ持っていく時は、割れないように注意しましょう。卵を買う時に入っている卵のパック容器に入れて持っていくのがおすすめです。
『親子で作る! 自然素材のかんたん雑貨&おもちゃ』
光橋 翠/監修 まちとこ/編 日東書院本社
どんぐりや葉っぱ、貝殻、石ころ…、外遊びで拾い集められるものを使って、かわいいおもちゃや雑貨が作れる、親子で楽しむネイチャークラフトの決定版。自由研究の工作にも使える作品が満載。
光橋 翠(みつはし みどり)
野外教育インストラクター、サステナブル・アカデミー・ジャパン共同代表、森のムッレ教室リーダー。スカンジナビア政府観光局での仕事を通じ、北欧諸国の野外教育の素晴らしさにふれる。退職後、おもに幼児を対象とする野外教育の普及活動をライフワークとし、野外教育プログラムの企画や人材育成を行う。
掲載写真の制作協力:田中美穂
(まちとこ出版社)
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