夫との関係修復のカギ? 「愛され妻」がやっているたった2つの習慣【シリーズ・モンスターワイフ 第8回】
Woman.excite / 2018年1月6日 20時0分
前回は、「紙に書き出して悩みを整理」することで漠然としたイライラ・モヤモヤを一掃して冷静になり、「寝室会議で本音を語り合う」ことで夫との有意義な意思疎通を図るという、モンスター撃退のための基礎となるテクニックをお伝えしました。
今回は一歩進んで、「モンスターワイフ」から「愛され妻」に変身していくための方法をご紹介したいと思います。
ⓒbeeboys-stock.adobe.com
夫婦間の問題改善のために何よりも大切なのは、本質的な会話を通じてお互いの考え、気持ち、要望を理解すること。「愛され妻」になるために最も必要なことは、夫との会話を通して、妻に対する希望を理解していくことです。
つまり、夫に愛されるための方法は、夫の要望の数だけ存在するのです。今回は、最大公約数的なテクニックをご紹介します。
■すべての夫が必ず喜ぶもの…それは「妻からの癒し」
癒しは、現代を象徴するキーワード。昨今、競争が激化し、社会全体がギリギリまで効率をあげることを求められ、「余裕」は「ムダ」と呼ばれて徹底的に排除されます。ギスギスした現代社会に生きる私たちは、癒しを渇望しています。
街にマッサージ屋やネイルサロン、リフレクソロジー、大型スパが増えているのもニーズがあるからです。夫と毎日顔を合わせる妻が癒しを提供してあげることができたら? 夫は少しでも早く家に帰りたくなり、自分を癒してくれる妻を大切にしたくなります。これぞ「愛され妻」への最短ルートです。
マイホーム=癒やしの場。漠然としていますが、具体的に落とし込んでいきましょう。
■【愛され妻の習慣1】夫の胃袋をつかみ直す! 食卓は「晴れの場」として演出
「もっともらしい見出しだけど、そんなことはわかってる! 陳腐…」という声が聞こえてきそうですね。でも、わかっていることができないから夫は背を向け始めるのです。
「理想の妻」の条件として、常に上位に上がるのが「料理上手」。紙でも何でもいいので、夫の好みを20種類、書き出してみます。これに基づいた料理のレパートリーを増やしていければ、夫の帰宅時間は自然と早くなり、夫の笑顔と食卓での会話が増えます。
しかし、フルタイムで働いて日々忙しい妻は、そこまでできない。おっしゃるとおりです。では、せめて週1回でも子どもが好きなものより、夫の好きなものを優先しましょう。好みの味とは、長年慣れ親しんだ「おふくろの味」であることが多いものです。お姑さんから料理のコツを教わるくらいの姿勢を持てれば、妻としても嫁としても100点満点です。
「レパートリーを増やすどころか、毎日仕事で帰りが遅く、夕飯はスーパーで買ったお惣菜ばかり」という大忙しの妻もいるでしょう。そんな場合でも、できるだけ夫の好きな料理を選ぶこと。ついつい自分や子どもの好みを中心に選んでしまいがちですが、それは意識的におさえましょう。
テイクアウトのコロッケでもきれいなお皿に盛り付ける、テーブルクロスは日替わりにしてみる、週末作っておいた手作りソースをかける、プチトマトを切ってのっける…というように、時短で見栄えをよくするのが演出です。
特別な日には、普段より品数を増やしたり、時間が許せばスーパーではなくデパ地下のお惣菜を選んでみたり。同じできあいのお惣菜でも、おいしく見えるよう盛り付け方を工夫しましょう。スーパーのお惣菜が突然、手料理に変わらなくとも、妻の努力と気配りは、必ず夫に伝わります。
最近は、Picard(ピカール)のような本格冷凍フレンチのテイクアウトショップもあります。電子レンジでパリ気分。常に食卓を「晴れの場」にできますね。
■愛され妻の習慣2】演歌を地でいく「一歩下がって夫を立てる」妻に変身
見出しから「何を前時代的なことを…」と、この先を読むのをやめようと思ったあなた、ちょっと待ってください。決して、妻はひたすら夫にへつらうべきだなどと言っているわけではありません。男性の性質を理解したうえで夫への気配りを心がければ、夫婦の双方にとって幸せな関係を築けるということをご説明したいのです。
女性を精神的にも肉体(性)的にも支配したいと思うのが、男性の本能的な欲求です。セックスレス夫婦は、この関係性が逆転している場合が多々見受けられます。
「頼りないうえ、妻に尊敬されるようなことは何もできないウチの夫が妻を支配したい、妻の上に立ちたいだなんて、虫が良すぎる話だわ」「上に立ちたいと言うのなら、立てるだけのことをして見せてちょうだいよ」…そんな声が聞こえてきそうです。
現代は、夫が自力で妻の上に立つのが難しい時代です。昇給や昇進のチャンスは限られる一方で、女性の活躍の場はどんどん広がってきており、妻のほうがお給料が良かったり、昇進が早い夫婦も存在します。そして、女性は子どもができても働く時代。忙しくなった妻たちは、家でのんびり過ごす夫に、家事や育児の手伝いを命じられる時代です。そこでも妻のほうが手際が良かったりすると、夫はダメ出しの嵐に…よって夫は、妻の顔色をうかがってビクビク。
こんな去勢されたような状態で、男性本来の男性性を発揮しろと言われてもムリな話です。そしてこんな状況にもかかわらず妻は、夫には一家の長としてもっとしっかりして欲しい、セックスについてもこちらから誘うばかりではなく、夫からも誘ってきて欲しい、夫にリードして欲しい…と主張します。これも負けず劣らず「虫が良すぎる話」ではないでしょうか。
夫が自力で妻の上に立つのが難しいのなら、さてどうするか。答えは簡単です。妻が一歩下がってあげるのです。一歩下がるのは、上を目指すよりずっとラク。「私は自分で何でもできるわ。夫に頼んだほうがミスは多いし時間はかかるし、かえって足手まとい」などと言わずに、夫が得意な分野で夫に花を持たせましょう。
演歌の歌詞を読んでみてください。あなたのためにつくします、あなたのためなら苦労に耐えてみせます、という一歩下がった女性像が見え隠れしています。
夫に活躍の場を与えてあげ、やってもらったら感謝感謝。もちろん、ダメ出しは禁止です。家事も育児もご両親とのやりとりも、PTA関連も夫に任せてみませんか? ダメ出しばかりされていた時にはひたすら萎縮していた夫も、いくつか成功体験を重ねるうちに、自信を取り戻します。
自分は妻に頼られている、自分は妻を喜ばせることができる。夫にそう確信してもらうのです。夫は、さらに妻から尊敬されるよう動き、頼りがいのある大人の男に変身していくでしょう。
古き良き時代の演歌に歌われるような、男を立てる女。日本男子のDNAは「立ててくれる妻が好き」とインプットされていました。時代が流れ、女性の社会進出が激化したので、「そうも言ってられないかあ…」とそのDNAは影を潜めてしまったように思えます。さて、皆さんの旦那さんの本心はいかに??
次回は、「愛され妻の褒め力・笑顔力」についてご紹介しましょう。
(三松真由美)
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