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「子どもに言われてショックな言葉」調査。本音の言葉がママの胸に刺さる!【パパママの本音調査】 Vol.343

Woman.excite / 2019年8月4日 10時0分

写真


イラスト:なきりエーコ


「目に入れても痛くない」と表現されることもあるわが子。ただ、悲しいことに子どもの成長にともなって時に親に対してきつい言葉を投げかけてくることもありますよね。

今回は、そうした言葉に傷ついたパパやママたちの思いに迫ってみたいと思います。

■7割以上が子どもの言葉に傷ついた経験あり!?

アンケートでは、子どもに言われてショックだった言葉があるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が7割を超え、多くのパパやママたちが子どもたちの言葉に傷ついた経験があることがわかりました。

Q.子どもに言われてショックだった言葉、ある?

ある 75.4%
ない 17.2%
わからない 7.4%



■ショックな言葉1、「お母さん、トドの生まれ変わり?」


イラスト:なきりエーコ


7割の親たちは、果たしてどのような言葉にショックを受けているのでしょうか。いくつかの種類に分けながら、アンケート結果をみていきましょう。まずは、体形について子どもから指摘されたという声です。

「参観日に『ママが一番太ってる!』ですね。それからは参観日近くなると、こっそりダイエットしています」(愛媛県 40代女性)

「『お母さん、トドの生まれ変わり? 違います!あなたと同じ人間ですけどー!」(千葉県 50代女性)

ほかにも「『おなかに子供がいるの?』と言われた」などというコメントも。自分があまり触れてほしくない部分にも、無邪気で素直な子どもならではでのキツイ一言があるようです。

さらに、容姿や年齢についての言葉にショックを受けた人も多くいるようです。
「高齢出産ということもあり、周りのお母様たちとは、かなり歳の差があるのはわかっていましたが。娘がある日『お母さんがもうちょっと若かったらな~』と…。ガーン!」(鹿児島県 40代女性)

「娘は『お母さんはスッピンだとブサイク! 眉毛がない!』と言います」(神奈川県 40代女性)

母になり、なかなか自分の容姿に構うひまもないという人も多いでしょうが、子どもたちの声から、ハッとさせられそうですね。

■ショックな言葉2、「ママが死んじゃっても忘れない」

また、親への思いを伝える言葉にショックを受けたという声も寄せられています。

「1年生の娘が『ママのこと大好きだから、ママが死んじゃってもずっと忘れないよ』と。まだ死にたくない」(千葉県 40代女性)

「息子が体の不調で救急外来が続いた時期、私のうつ病が再発し泣いてばかりいたとき『ママは悪くない。ボクがこんな体だからいけないんだ』と抱きしめられた。強くならなくちゃと反省しました」(神奈川県 30代女性)





■ショックな言葉3、「ママの子じゃなかったら良かった」


© seraph - stock.adobe.com


また、反抗期の子どもたちからは、パパとママに大きなショックを与えうるような攻撃的な言葉がかけられることもあるようです。

「反抗期の娘に『ママの子じゃなかったら良かった、死んで』って言われて久々に泣けてしまった。後日LINEで『本当は思ってないし、感謝してる』と連絡がきて、またまた泣けた」(北海道 40代女性)

「反抗期まっただなかの娘は、『なんで産んだの?』『うざい、ババア』など、かなりきつい言葉をたくさん言います。自分の子どもだから、落ち着くまで待つしかないのもわかっているけど、さすがに頭にくることも多々」(神奈川県 40代女性)


何を言っても素直に受け止めてはくれない時期、親の注意や呼びかけに対して、想像をはるかに超えるようなきつい言葉を返してくることがあるようですね。

さらに、親自身の対応や人間性、能力などを批判されてつらかったという体験談も集まりました。


© zilvergolf - stock.adobe.com


『ママには私の気持ちわからないよ!』 と言われた。小3になり、友達といろいろある年ごろ。だんだん親から離れ、自分の世界を持つようになったからこその発言だと思いますが、やはり寂しい…。複雑な親心です」(神奈川県 30代女性)

「家族が私の不器用な話で盛り上がっているのを聞いて、『ママは何ならできるの?』って。下手なりに家事もお裁縫もがんばっていたので、かなりショックでした」(静岡県 40代女性)


親と子どもも人と人、一般的な人間関係でも起こるようなトラブルが起きていることがわかります。さらに、子どもから親への言葉はオブラートに包むことが少ないため、遠慮のない否定の言葉に傷ついている親がたくさんいるようです。

筆者自身も、息子から「ママはパパより頭よくないもんね」と言われ、ショックを受けたことがあります。ただ思い返すと、息子の質問を「ママ算数できないからパパに聞いて~」と夫に投げていたことがよくありました。そうした自分自身の言葉をもとに、息子なりにそうした結論に至ったのだなと、納得しましたが、心は少し傷つきました…。

■ショックな言葉4、「俺なんて死んだ方がいいんだ…」


© WONG SZE FEI - stock.adobe.com


コメントを読んでいて、親にとっておそらく最大級のショックを与えうるだろうと感じたのが、自らが生まれてきたこと自体を否定するような子どもたちの言葉です。読むだけでつらいと感じられるような体験談が寄せられていました。

自己肯定感の低い息子が、『俺なんて死んだ方がいいんだ』とか『死にたい』とか言っているのを聞くと、深いため息が出ます」(神奈川県 30代女性)

「片付けをしない子どもを怒ったとき、『死にたい』と言われたことがとてつもなくショックでした。一瞬にして頭が真っ白になり、がく然としました。時間がたつと共に情けなくなり、無気力になりました」(鳥取県 40代女性)

「『私のこと産まなきゃ良かったじゃん』って…。小学2年生の長女に言われた。いままでで1番つらかった」(福島県 40代女性)


みずからの「生」を否定する言葉や「死」をほのめかすような言葉に対してショックを受けている親は一定数以上いるようで、コメントも複数寄せられていました。



■ショックな言葉5、「ロボットになってほしいの」


© hanack - stock.adobe.com


子どもの言葉に隠された親自身の問題もありそうです。
「さ細な内容で叱ることが続いたときに、娘に『せっかくやさしいママだと思って生まれてきたのに』と言われてしまい。5才の子どもにこんなことを言わせてしまい落ち込みました。もう少し余裕を持って向き合わなきゃと反省」(神奈川県 40代女性)

「長男に、『お母さんのロボットになってほしいの?』と言われたことがありました。最初の子育てに必死の余りに、いつの間にか長男を苦しめていたのかと反省。ショックでしたが、目を冷まさせてもらいました」(埼玉県 50代女性)

「子どもが2歳の頃、『僕はまだ小さいから良いことと悪いことがわからないから、何が悪いか教えてから怒って』と号泣しながら言われました。一番愛してるはずの息子なのに、そういう思いをさせていたのかとショックで、泣きながら抱きしめてとにかく反省しました」(佐賀県 40代女性)


ショックな言葉は、ときにはパパやママ自身の学びにもつながることがあるようです。親だって人間ですから、いつもいつも正しいとは限らず、間違ってしまうこともあるでしょう。

もし子どもの発言が的を射ていて正しければ、時には自分自身をあらためる必要もあるかもしれません。言われたときはつらくても、そうした気付きを与えてくれる大事なチャンスにもなりえそうです

さらに親の懐の大きさを問われるコメントも。
「現在、反抗期真っ盛りですから、ショックな言葉は山ほどあるし、それに対して怒ったことも山ほどある。それも自立のための大切なプロセスと思えば、ほどほどに付き合わないとですね~」(三重県 30代女性)

子どもがきつい言葉を言ってくるのは、精神的に親から自立し、親を客観的に見はじめたということの表れとも考えられます。それまでは自分の親という絶対的な存在だったものが、自らの成長に伴い、同じ人同士という視点を得たと言えるかもしれません。

なかには「子どもは正直だから思った事をストレートに言ってしまうだけ」とか、「かわいい子どもの発言だから、ショックを受けてもすぐに忘れちゃう」という声も寄せられました。

最後に、こんなコメントも紹介したいと思います。
「救われたことならあります。私が難病で寝たきりになってしまい…大黒柱だった私はどん底。そんなとき 真っすぐ前を向いて『そう…育ててくれたでしょ!』と長男からの言葉。感謝しきれないくらい私の胸に今でも勇気をくれています」(千葉県 40代女性)


つくづく、子どもの言葉の持つ力の強さを実感します。

自分自身の発言を振り返ってみると、子どものことを傷つけてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。親子関係では、時に傷つけ傷つけられ、そうしたやり取りをとおして、より強い関係性を築いていけるという側面もあるかもしれません。

また、たとえば子どもに「ママなんていつも家にいて楽だよね」なんて言われたら、夫に「ママはいつもおいしいご飯を作ってくれてすごいね」と返してもらえれば、心の傷も少しは癒えそうです。そんな夫婦での会話もときには子どもの言葉遣いにも影響を与えることもあるのではないでしょうか。

家族でも、最低限の思いやりや遠慮はきちんと持っておきたいもの。あらためて話すことさえ気恥ずかしく感じがちな親子関係ですが、やはりお互いに思いを伝えあい、愛情を持つことが大切だと言えるかもしれません。世のお父さん、お母さんたち、子どもに言われてショックな言葉をパワーに変えて、明日もがんばりましょう!


Q.子どもに言われてショックだった言葉、ある?

アンケート回答数:6641件
ウーマンエキサイト×まちcomi調べ


(高村由佳)

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