【個別インタビュー】ユンナが語る音楽への思い「これが私の生きる道。これからも夢を歌っていきたい」

―ステージに向かう姿勢が、デビューから10年以上経って変わってきたということですか？

そうですね。昔は怖いもの知らずだったんで、なんだってOKだったんですけど、今はやっぱりすごく責任感を感じて、ただただステージで歌うだけじゃダメなのかとも思ったりしますね。

―そのコンサートまであと1か月ぐらいです。

めちゃめちゃ緊張しています。まだセットリストも何も決まっていなくて、本当に困っていますから（笑）。

―今の一番の悩みは何ですか？

やっぱりステージをちゃんと引っ張って、お客さんと心を通わせることができるのかっていうのが、一番の心配で。そのためには、セットリストも重要だし、MCも重要だと思うし。どれだけうまくしゃべって、うまく歌っても、心を通わせられなかったら、それは失敗だと思うので。そのポイントって何だろうって、今考えていますね。日本のお客さんと触れ合うのが久々なので、皆さんは最近何が好きなのか、最近はどんな人が好きなのか、私に求めていることは何なのかっていうことを知りたくて。

―ライブのタイトルに「ただいま」と入っていますが、この言葉にはどういう思いが込められているんですか？

タイトルを決める日が迫り、うちの事務所の社長から、“今日までに決めないとダメ”っていうメッセージが送られてきて、言葉をポンポン投げ合っていたんですが、「ただいま」って言葉が出たときに、「あっ、これじゃないか！」って。私には、久々に戻ってきたっていう感覚なんですね。日本でデビューして、一番重要な時期を日本で過ごしていたから、やっぱり戻ってきたっていう感覚があるし、待ってくれている方たちも10年くらい応援してくれているわけじゃないですか。4年間ブランクもあったのに、それでもあきらめず、今まで応援してくれているから、その方たちに向けて「ただいま」って言いたいと思ったんですよね。

―ライブMCは、ずっと韓国でラジオのパーソナリティーをされているから、問題なさそうですが。

いやぁ、でもラジオは韓国語ですからね（笑）。日本語だと、またぜんぜん感覚が違うんですよ。いわゆるスベっちゃったりしたら、どうしようかなって。古い人になっちゃうといやだなとか、そういう感じですね。

―アーティストの方なのに、スベったらどうしようって（笑）

ハハハ。まあ、お笑いを目指しているわけじゃないですけど。でも、変なことをしゃべっちゃって、空回るとイヤだなとか思いますね。