1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

【個別インタビュー】ソル・ギョング×イム・シワン共演「名もなき野良犬の輪舞」ビョン・ソンヒョン監督、「この作品のファンは90%以上が女性」その理由とは?

Wow!Korea / 2018年5月4日 9時46分

映画「名もなき野良犬の輪舞」のビョン・ソンヒョン監督

「第70回カンヌ国際映画祭」特別招待作品として上映されたほか、世界各地の映画祭に招待され、各国のジャーナリストから大絶賛された「名もなき野良犬の輪舞」(5月5日公開)。

80年代の香港映画やヨーロッパ映画のような古典的でスタイリッシュな映像と、名優ソル・ギョング、若手注目株イム・シワンの共演で話題となった本作は、既存の韓国ノワールとは一線を画すハードボイルド映画。誰かを信じたかった男、誰も信じられない男が出会い、兄弟のように固い絆で結ばれていたが、ある真実が露見したことで、哀しみと憎悪へと向かっていく姿を描く。

自分以外の誰も信用することなく生きてきた犯罪組織のナンバー2、ジェホ役を演じたのはソル・ギョング。危険な魅力とカリスマ的な貫録に一抹の切なさを忍ばせて、無慈悲な闇の中で、一筋の光に心揺れる繊細さを表現した。そして、潜入捜査官という立場を越え、ジェホへの信頼にすべてを賭けるヒョンスに扮したのはイム・シワン。兵役前の最後の出演作であり、太陽のような情熱と美貌と勢いを役にぶつけて、鮮烈な印象を残している。

メガホンを取ったのは、本作が長編3作目となるビョン・ソンヒョン監督。ロマンチック・コメディだった前作「マイPSパートナー」とは打って変わり、韓国ノワールを踏襲し、かつ男泣きハードボイルドとスタイリッシュなクライムアクションを融合させ、ハードボイルド映画の歴史に新たな1ページを刻む作品を誕生させた。

そんなビョン・ソンヒョン監督が日本公開を前に来日し、本作の見どころやソル・ギョング、イム・シワンの魅力について語った。

Q.本作は「新しいフィルムノワール」と言われ、ソル・ギョングさんは「スタイリッシュで磨き抜かれた映画」、イム・シワンさんは「面白く若々しくスタイリッシュな映画」と表現されていますが、どんな映画でしょうか?

「スタイリッシュなノワール」と言えると思います。その中に、ロマンスが隠れていて、男性2人のブロマンスを超えたコードを盛り込んでいます。そして、ドライでクールなエンディングにしました。

Q.そういうブロマンスを超えた関係ということで、ジェホがヒョンスを「チャギヤ(ハニー、ダーリンの意味で、恋人同士の呼び名)」と呼ぶ場面があるんですね。

ハイ。これまで韓国映画で、男性主人公2人のブロマンスを描いた作品は多かったんですが、それをもう少し発展させようと思い、この作品を作りました。ジェホが「チャギヤ」とふざけた感じで言うんですが、それ以外にも、2人の関係性を匂わせる要素が所々にあって、セクシュアルな表現ではないんですが、見る人が「あの2人の関係はいったい何?」って思うような面白さがあると思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください