【イベントレポ】ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ、映画「パラサイト」日本での大ヒットに感謝…サプライズゲスト草なぎ剛が作品を絶賛し、2人への想いを熱弁!
Wow!Korea / 2020年2月26日 14時45分
第92回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を制し、歴史的快挙を成し遂げた韓国映画「パラサイト 半地下の家族」。
日本でも、1月10日の全国公開から爆発的ヒットになっていたが、オスカー獲得で勢いを増し、2月23日時点で、興行収入32億円、観客動員230万人を超える大ヒットを記録中。日本で公開された韓国映画の中で、「私の頭の中の消しゴム」(30億円)を抜き、15年ぶりに歴代興行成績1位の記録を塗り替えた。
2月23日(日)の記者会見に続き、24日(月・祝)には東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台あいさつを行い、2人の大ファンだという草なぎ剛がサプライズゲストで登壇し、祝福ムードを盛り上げた。
映画上映後、盛大な拍手で迎えられたポン・ジュノ監督とソン・ガンホ。満員の客席を見渡したポン監督は「このように客席を埋め尽くしてくださり、本当にありがとうございます。アカデミー賞関連で、たくさん祝福を受けましたが、すでにその前から日本の観客の皆さんが劇場に足を運び、熱い反応をしてくださっていたことに、心から感謝しているし、うれしく思っています。日本の観客の皆さんはお目が高いです(笑)」とユーモアを交えてあいさつし、ソン・ガンホも「とても感謝しています。言葉や文化が違っても、お互いに共感できるのが映画の力だということを皆さんが実際に証明してくださり、大きな感動を受けました」と日本の観客に感謝した。
そして、「『パラサイト』、おめでとう!」という観客の掛け声で、ポン監督とソン・ガンホがくす玉を割るセレモニーで、特大ヒットを祝った。
日本で、同作が歴代韓国映画No.1となったことについて、ポン監督は「2000年初め、韓国映画が日本で活発に公開され、日本映画も韓国でたくさん公開され、関心を持たれていた時期がありました。十数年ぶりに、『パラサイト』が日本で反響を呼んでいるので、これをきっかけに、両国の映画ファンがお互いに関心を持ち、第2の交流時期がやってきたらいいなと思っています」とし、ソン・ガンホも「(くす玉の垂れ幕に)30億円突破と書かれていますが、数字よりも、監督もおっしゃったように、韓国の観客が日本映画を、日本の観客が韓国映画を見ながら、お互い触れ合い、共感し合うことが大切ではないかと思います。韓国でも以前から、巨匠と言われる日本の監督たちの作品が公開されてきましたし、最近では、是枝裕和監督、坂本順治監督、李相日監督の作品などが多くの方に愛されています。このように触れ合い、共感し合うのが重要なことで、『パラサイト』がそのきっかけになったようで、本当にうれしいです」と映画を通した両国の活発な交流に期待を寄せた。
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