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ハイツ友の会が電撃解散、賞レースが苦悩の一因「いつ優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく」

よろず~ニュース / 2024年4月1日 12時44分

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ハイツ友の会(左から)清水香奈芽、西野

 人気の女性お笑いコンビ・ハイツ友の会が解散した。吉本興業によると3月31日に森ノ宮よしもと漫才劇場でのライブを終えてから発表した。

 日常の違和感を鋭く抽出して笑いに転化するネタが持ち味。2019年に結成し、昨年は女性芸人ナンバー1決定戦「THE W」の決勝に初進出。「M―1」でも、2022年に準決勝へ進むなど、期待の若手だった。

 清水香奈芽と西野がコメントを発表。ともに賞レースで優勝に至らない状況への苦悩を述べ、解散の要因の一つとした。

 清水は「嬉しいこともそうでないことも少しずつ積み重なった結果、芸歴5年目をやりきって芸人をやめるという判断に至りました。芸歴5年目というのはキリが良いので考えるタイミングにもなりました」と経緯を明かし、「芸人を一生続けることはないという意思がだんだんと固まっていったので、いつ優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく感じました」と心境を述べた。

 西野は「様々なことが重なり昨年の春頃に芸人を辞めたい気持ちが閾値を超えました」と切り出し、「賞レースの決勝まではいけても優勝できる気がせず、特にこの1年間本当に苦しかったです」「今の漫才やコントの形を変えると自分たちのやりたいネタではなくなります。ですが今の形のままだと優勝できません。優勝できない状況でやり続けるより、今辞めてしまおうと思いました」とつづった。

 清水は芸人を引退し、西野はピン芸人として活動を続けることを表明。有望株の電撃解散を受け、多くの解散を惜しむ反応がネット上に寄せられた。

 エルフ荒川は自身のX(旧ツイッター)に「とことんかっこいいなー この2人はほんまに(笑) でも、わたしやっぱ 寂しいー これはテキーラパーティー呼ぶしかないか」と思いをつづり、さらに「西野〜!続けてくれてありがと〜 才能ずっと見せてくれー 私は2人にずっと嫉妬していたい とりあえず、しんやとキャツミ集めて、 騒ご〜わらわら」と投稿した。

 【清水香奈芽コメント全文】

これまでみてくださったり関わってくださった皆様、ありがとうございました。

この5年間でたくさんのことを経験させていただきました。
NSCを合わせたら6年間にもなります。
そんな日々を過ごす中で、嬉しいこともそうでないことも少しずつ積み重なった結果、芸歴5年目をやりきって芸人をやめるという判断に至りました。

芸歴5年目というのはキリが良いので考えるタイミングにもなりました。
実際に今やめようと思える程度にはこの職業での活動に満足したことも、理由の1つです。
劇場メンバーになるという大きな目標が思っていたよりもスムーズに達成できたり、自分が芸人になる前に「おもしろい」「すごい」と思ってみていた方々、近しい先輩、同期、後輩など周りとの関係が徐々に深まっていったり、ネタを褒めてもらえたり、ライブに呼んでいただいたり、ライブをみた方々が共感してくださったり、そして劇場メンバーになってから次の目標としていた各賞レースの本選などにも出場できたり。これだけにはとどまりませんが、どれも嬉しかったです。

もちろん賞レースで優勝できたら尚良かったですが、先ほども書いた通り、活動する中で様々な要因が積もり、芸人を一生続けることはないという意思がだんだんと固まっていったので、いつ優勝できるかわからないまま芸人を続けるのは難しく感じました。

やめる人たちと思われながらネタなどをみられるのが嫌だったので、今日までお伝えしませんでした。

総じて、芸人という職業を経験できて良かったです。

本当にありがとうございました。 清水香奈芽

 【西野コメント全文】

様々なことが重なり昨年の春頃に芸人を辞めたい気持ちが閾値を超えました。それから気持ちの上がり下がりはありましたが一定閾値を超えた状態での上がり下がりでした。ずっと心には「辞めたい」がありました。2人で何度か話し、「来年3月まで」という案が向こうから出たとき自分の中でとてもしっくりきました。

賞レースの決勝まではいけても優勝できる気がせず、特にこの1年間本当に苦しかったです。様々な言葉をかけていただきますが、今の漫才やコントの形を変えると自分たちのやりたいネタではなくなります。ですが今の形のままだと優勝できません。優勝できない状況でやり続けるより、今辞めてしまおうと思いました。

退所するつもりでいましたが、最後の日が近づくにつれ、ピンで活動していく選択肢が自分の中で数日前から出てきました。退所したい気持ちとネタを作ってやり続けたい気持ちが同じくらいの熱量で数秒ごとに自分の中でせめぎ合い、毎日とても悩み、やはり自分はこの職業が好きだと改めて思い、今朝、ピンで活動していく気持ちが固まりました。これからも吉本興業所属でネタをさせていただけたらと思っております。形は変わりますが、今後もネタを楽しんでいただけましたら幸いです。 西野

(よろず~ニュース編集部)

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