妻・花子はがんで闘病 宮川大助「2度目の恋をしてます」 5年ぶりNGK本公演復帰、2人で病と向き合う
よろず~ニュース / 2024年4月24日 11時50分
5年ぶりにNGK本公演に出演した「宮川大助・花子」の宮川花子(下)と宮川大助(撮影・藤丸紘生)
2019年から血液のがんの一種である多発性骨髄腫で闘病中の、夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川花子(69)が23日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で行われた本公演に、夫の宮川大助(74)と出演し、夫婦漫才を披露した。同所の本公演に出演するのは19年5月20日以来、約5年ぶりとなった。
大助に車いすを押され、センターマイク前に着いた花子は「こんにちは」と観客に軽やかにあいさつ。大助を「大谷翔平です」と紹介し笑いを誘うなど、約10分間の夫婦漫才を披露。最後に、花子が「2人で頑張っていきます。ありがとうございました」と締め、大助に車いすを押されながら舞台を終えた。
出番後、花子は「楽しすぎた」と念願の出演を振り返った。この日は午前11時からの部と午後2時30分からの部で漫才を披露。「未知の戦い」と話した2回の出番をこなし、充実の表情を浮かべた。大助も「客席から僕らにエネルギーをくれるんですよ。嫁はんは舞台に出るたびに元気になる」と語った。
花子は19年12月に病を公表。現在は抗がん剤治療などを受けながら、一進一退の体調と向き合い続けている。そして、大助は身の回りの世話や管理など24時間、花子に寄り添い続けている。
花子は大助の“介護男子“としての献身に「ようやってくれてますよ」と感謝。「大変やと思いますよ」と気遣う花子に対し、大助は「自分の大事な女房やし、大事にするのは当たり前。なんで俺がこんなことせなあかんねんって気持ちは100%ないです」と断言。「元気であってそばにいてほしいと思う。2度目の恋をしてます。ほんまに自分にとって大事な女房」と語った。
念願の本公演に出演した今、花子は「(自分の足で)立ってセンターマイクに行きたい」と目標を語った。苦しい闘病で「生きるのってこんなにつらいの」とこぼす時もあったと大助は振り返る。しかし、舞台に立つたびに元気になる花子の姿に、大助は「舞台人だなとしみじみ思う」と話した。
(よろず~ニュース・藤丸 紘生)
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