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中村勇人・ヴィス会長「オフィスデザインからワークデザインへ 働く環境だけでなく、働き方のデザインへと変革していく!」

財界オンライン / 2024年5月7日 7時0分

中村勇人・ヴィス会長

オフィスとはカルチャープレイス。皆が集い、文化をつくる場所


 当社は『はたらく人々を幸せに。』をパーパス(存在意義)に掲げ、人々の〝働く〟をデザインするワークデザインカンパニーです。

 働く人というのは、すべてのステークホルダーが対象で、お客様があり、多くの協力会社があり、最後に自分たちがある。この3つの働く人たちをワークデザインの力で幸せにしたいと考えている会社です。

 現在の主力事業はオフィスデザインを中心としたブランディング事業です。2003年にある町工場のデザインを手掛けることになり、そのオフィスをリノベーションしたところ、その会社の空気が劇的に変わりました。

 この時、わたしが感じたのは、オフィスを変えれば、こんなにも働く人たちの心を変えることができるのかということ。お客様から初めて「ありがとう」と言われたことが、これからオフィスデザインを仕事にしようと考えたきっかけです。

 われわれにとって、最高の瞬間はオフィスが出来上がり、お客様に見ていただいた時に「ありがとう」と言われることです。その言葉一つで、社員のそれまでの頑張りが一気に報われます。これからも多くのお客様から「ありがとう」と言われるように、社員一同頑張っていきたいと考えています。

 当社がオフィスデザインを始めたのは20年前です。当時はどちらかというと、社長のつくりたいオフィス、来客者に見栄えのいい格好いいオフィスが求められていました。しかし、近年は従業員が働きたくなるオフィスが求められるようになり、コロナ禍を経て、そのニーズはより多様化しました。

 わたしはコロナ前から、オフィスとはカルチャープレイスであると言い続けてきました。オフィスは皆が集い、企業の文化をつくる場所であるという考えです。同時に社会はウェルビーイングへの関心や働き方改革の推進、さらにコロナ禍を経て、人的資本経営が注目されるようになり、働く人がそれぞれの目的に沿って、自由に働き方や働く場所を選択できる時代へと移り変わっています。

 現在、当社は〝働き方〟にもっと事業の軸足を移していこうと考え、オフィスデザインの会社から働く環境を含めて、働き方をデザインするワークデザインの会社へ変革しようとしています。例えば、企業にどういう働き方をしたいかをヒアリングし、空間だけでなく仕組みも提案する。今後はそうしたコンサルティングサービスを増やそうと考えています。

 50~60代の人たちと、20~30代では働き方や企業に求めるものが全く違います。日本が人口減少時代になり、人手不足が今まで以上に進んでいく中で、選ばれる企業にならなければいけません。

 立ち止まっていては、成長などできません。当社も、働き方のコンサルティングを行うワークデザインの会社へ進化していきたいと考えています。

木村弘毅・MIXI社長CEO「われわれはコミュニケーション屋。世界に向けてコミュニケーションサービスを届けていく」

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