特集2017年6月9日更新

大人も子供も夢中!最新おもちゃ事情

おもちゃと聞くと子供向けのものをイメージする方も多いと思いますが、最近のおもちゃがかなり進化しているのをご存知ですか?プログラミングを学べるもの、VRを使用したもの、アナログおもちゃの進化版…大人もじゅうぶん楽しめるものがたくさんあるんです。大ブームのおもちゃから、これからヒットしそうなおもちゃ、懐かしのおもちゃなど、最新のおもちゃ事情をご紹介します。

今、大ブームのおもちゃと言えば?

ハンドスピナー

今、話題のおもちゃと言えば『ハンドスピナー』。ハマる!癒される!と大ブームになっています。その遊び方はいたってシンプル。

で、これをどうするのかということですが
こうします。
ひたすら回します。
え?・・・それだけ?
ええ、それだけです。なにが楽しいのか・・・
その疑問に関してはこれを実際に触った人でしか、わかりません。
とにかくたまらないのです。
もう少し詳しく説明すると、釣りで魚がかかった「ググッ!グリグリ」としたあの感覚に似ているのかもしれません。それを永遠と続ける感じです。
また、重心をずらすことによりスピン速度や持続時間をコントロールできるのです。そして何と言っても回転するこのモーションが美しい。

おかしなハンドスピナー

流行りすぎると変わったものが欲しくなるのか、別の素材や大きさで自作する人も登場しました。ネイルにくっついた小さなハンドスピナーにもびっくりですが、重さ15キロのハンドスピナーなんて、遊ぶのに相当体力がいりますね。筋無力症の方のために作られたという趣旨はどこかに行ってしまったようです。

大きすぎて一人で回せないかも?デカハンドスピナー

重さはなんと約15キロで、1人が両手で挟むようにして持たないと遊べません。動画ではパートナーが強力な送風機を利用し、持っている人に向けて風を当てることで回すことに成功。普通のハンドスピナーの場合「シューッ」と勢いよく回りますが、デカハンドスピナーはゆっくりと重みを感じる静かな回転に。風車かな?

とにかく小さい!!ネイルに装着したミニハンドスピナー

マニキュアを塗る前に、爪に乗るほどの小さな小さな「ハンドスピナー」を制作するところから動画はスタート。アクリルリキッドを用いて、細部に至るまで綿密に成形。きれいに穴をあけ、色を何度も重ねていって、理想どおりの「ハンドスピナー」を仕上げていきます。
キレイに色を塗った爪の表面に慎重に接着したら、「ハンドスピナー」ネイルのできあがりです。もちろん、くるくる回転させることができますよぉ♪

エコ?リーズナブル?ダンボール製のハンドスピナー

ボディー外周には、段ボール内側の凸凹した部分を貼り合わせており、手作りながら見栄えするデザインになっています。軸部分を抑えながら指で弾くと、段ボール製ハンドスピナーは、17.58秒にわたって回転。材料面での縛りを考えると、なかなか立派な記録ではないでしょうか。

楽器を演奏してみた

こちらはハンドスピナーで楽器を演奏してみたという猛者。この熱意は一体どこから来るんでしょうか…

聞こえますね、ドープなサウンドが。原理は光学式コンプレッサーのそれに近く、光に反応する抵抗器(フォトレジスタ)をハンドスピナーの下に配置し、スピナーが光を遮断すると音も止まるというもの。高速回転させることで、オンとオフが繰り返される高速変調サウンドが生まれます。ドープだ。

もともとはハンディキャップ対応のおもちゃ

筋無力症でも遊べるように作られた背景

おかしな方向にまで大ブームのハンドスピナーですが、子供が熱中しすぎるとして海外の学校では使用禁止となっているところもあるそうです。学習の妨げになるとの意見もありますが、このおもちゃが作られたのはそもそも…

1993年 筋無力症という難病にかかった米キャサリン・ヘディンガーさんが、筋力がなくても娘と遊べるおもちゃとして「フィジェットスピナー」の原型を発明。

ハンディキャップに左右されないおもちゃに贈られる賞がある

2008年に創設された『日本おもちゃ大賞』には、障がいを持った子供も、そうでない子供も等しく遊べるというコンセプトのおもちゃを評価する部門『共遊玩具部門』があります。今年は「くみたてDIY はしるぞっ!ねじねじアンパンマンごう」が大賞を受賞しました。

ハンディキャップを負った子どももそうでない子どもも隔たりなく遊べるコンセプトで作られたおもちゃを評価する共遊玩具部門では、お子様サイズのカラフルなねじと電動ドライバーを使って、バラバラなパーツから「アンパンマンごう」を組み立てて遊べるDIYおもちゃが選ばれた。スイッチ部分の凸点、各ネジ留めの箇所のガイド、部品の安全への配慮、ねじの統一などにより、視覚に障害があっても不自由なく遊ぶことができる。

懐かしのおもちゃが進化

キラチェンリカちゃん/タカラトミー

懐かしのリカちゃんも今やハイテク仕様に!光で髪の色が変わる不思議な新製品が登場しました。ボーイフレンドだけでなく、髪質まで変わってしまったんですねリカちゃん…。

東大卒インテリ・アイドルの桜雪さんは、ペンで光を当てただけで髪の色が変わるリカちゃん人形を体験し、「ライトを当るだけで変わるなんてビックリ!温めて髪の色が変わるリカちゃんは知っていましたけど、さらに進化していますね」とハイテクぶりに驚いていた。

野球盤3Dエース オーロラビジョン/エポック社

懐かしのゲームと言えば必ず名前があがる『野球盤』。最新の野球盤はボールが飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ!よりリアルに進化しているんです。

1958年に初代が登場して以来、来年で発売60周年を迎えるのは、エポック社の『野球盤』だ。“消える魔球”や勢い余っての“場外ホームラン”など、白熱した投打のかけひきに子供のころの記憶が蘇ってくる人も多いだろう。
7月に発売予定の最新シリーズ『野球盤3Dエース オーロラビジョン(税込8618円)』では、イニング表示や実況アナウンスまであるカラー電光掲示板を搭載するなど、よりリアルに進化しているが、盤上で銀玉を操る基本の遊び方は不変だ。

電玉(デンダマ)/電玉

お父さんだけでなく、おじいちゃんにもお馴染みの懐かしおもちゃ、けん玉。最近は国内外でけん玉ブームが起きていますが、このアナログおもちゃが何とIoT化!進化したけん玉で、3世代勝負というのも面白いかもしれません。

「電玉」は、最新技術とは無縁そうな昔懐かしいおもちゃにBluetooth機能を搭載した“IoTけん玉”。専用のスマートフォンアプリ「dendama」(iOS/Android向け、無料)と接続し、世界中のプレイヤーとけん玉で対戦できる。
けん玉の技を認識するための加速度・ジャイロなど各種センサーを搭載。対戦時のダメージを表現するために、LEDや振動モーターも備え、プレイを盛り上げる。Micro USB充電で、連続5時間駆動する。
電玉の大谷宜央(よしひろ)CEOは、「けん玉には数千種の技があるといわれていますが、アプリ内では約65の技を表現できます。電玉は、昔のおもちゃを今の子供たちにも遊んでもらえると楽しいよねという仲間内の会話から生まれたものです」と話す。

地球まるごとすごろく/メガハウス

すごろくと言えば、古来からあるアナログおもちゃですが、今年の日本おもちゃ大賞『コミュニケーション・トイ部門』で大賞に選ばれたのがこのすごろく。何と史上初、丸い地球の上を行ったり来たりできるんです。ありそうでなかったこの発想には、大賞受賞も納得ですね。

世代や性別を問わず楽しめるおもちゃが選ばれるコミュニケーション・トイ部門では、球体の巨大な盤面のすごろくが大賞に選ばれた。地球儀がモチーフとなっている50センチの球体という斬新なデザインで、吸盤のコマを張り付けて遊ぶことができる。51種類の世界遺産カードや豆知識など、つい誰かに話したくなるような楽しい内容満載のすごろくだ。
直径約50cmのビニール製ボールを空気を入れて膨らませ、付属の台座に固定して使えるようになっている。この地球型ボールのマス目には、約100の国名と地域名が書いてあり、専用のコマには吸盤が付いていて、地球型ボールに吸着させてゲームをする。
プレイヤーは、日本を出発し、付属のルーレットで出た数だけコマを進め、電車・船・飛行機などを乗り継ぎながら世界の都市や名所、世界遺産を巡る旅をし、賞金を勝ち取る。日本に帰国し、ゲーム終了時点で所持金が一番多いプレイヤーが優勝だ。

知育・教育系おもちゃ

JIX(ジックス)/アスコストレーディング

JIX(ジックス)は飲用ストローを使ったアメリカ発のおもちゃ。ストローと専用パーツ(ジョイント)を組み合わせていくことで、立体的なオブジェを作ることが出来る。子供達の空間的感覚を伸ばすことはもちろんのこと、芸術、インテリアデザインにも応用できる楽しいキットである。
対象年齢は3歳から99歳と幅広い年代に適しており、楽しく教育的なおもちゃである。手を動かし、頭や目を使うことで空間認識能力も鍛えられ、右脳の活性化にもつながる。

toio(トイオ)/SONY

『toio』は、子どもたち自らの創意工夫によって遊ぶ楽しさが広がる体感型のトイ・プラットフォームとのこと。別売りの対応タイトルと組み合わせることで、アクションゲームやパズルゲーム、動きのある工作などを直接触りながら楽しめるのだそう。
製品構成は、高性能モーター内蔵の「toio コア キューブ」2台とそれぞれのキューブを操作するためのコントローラ「toio リング」2台。そして、それらを制御する本体「toio コンソール」となっている。

Swift Playgrounds(スイフト プレイグラウンズ)/Apple

子供のプログラミング教育の必要性が叫ばれる今、プログラミングを楽しめるアプリやおもちゃもたくさん出てきていますが、先日のApple開発者向けイベント『WWDC』でも、Appleの教育用アプリについて発表があったばかり。プログラミング教育玩具は、これからどんどん盛り上がりを見せそうな市場です。

同社のコーディング教育用iPadアプリ「Swift Playgrounds」を使って、ロボットやドローン、楽器が動かせるようになりました。
今回Swift Playgroundsに対応したのは、レゴ マインドストーム Education EV3、Sphero(スフィロ)のボール型おもちゃSPRK+、Parrotのドローン、などなど。マインドストームひとつとってもできることがいろいろあるので、子どもの教育用とあなどることはできません。

プログラミングロボ コード・A・ピラー/マテル

「プログラミングロボ コード・A・ピラー」は、3歳から始められるイモムシ型のプログラミングおもちゃです。さまざまな仕掛けがコーディングされたイモムシの頭部や胴部となるパーツをつなぎ合わせると、つなぎ合わせたパーツの順番(指示)通りにイモムシを動かすことができます。お子さまがパーツをどのようにつなげれば、イモムシがどんな動きをするのかをイメージ通りに動かせるのか、自然と考えながら遊ぶことができ、遊びながら成功失敗を繰り返すことで、自然と論理的思考になり、プログラミングの基礎を身につけることが出来る新感覚のおもちゃです。子供向けのプログラミング市場が盛り上がる中、3歳から始められる初めてのプログラミングとして、遊んで頂けます。

食×おもちゃ。最近話題のクッキングトイ

天空パーティー 寿し大観覧車/タカラトミーアーツ

コラボ商品を生み出したのは、「そうめんスライダー」でもおなじみのタカラトミーアーツ。富士急ハイランドのデザイン監修を受けて誕生したのは、寿司を空中で “縦” に回す回転寿司の新商品「天空パーティー 寿し大観覧車」(希望小売価格 税抜き9980円)です。
寿司を……縦に回す……ですと? なんというか、想像するに上手く皿を取れる気がしないんですけど! なんで、どうして、横じゃなくて “縦” なの~!?

そうめんスライダー/タカラトミーアーツ

上の「天空パーティー 寿し大観覧車」引用記事でも触れている「そうめんスライダー」はこちら。世界流しそうめん協会認定の公式流しそうめんで、東京サマーランドとのコラボ…わけがわかりません。

ビールアワー 極泡ポータブル/タカラトミーアーツ

未成年は使えない大人のためのクッキングトイ。きめ細かな泡で、いつものビールが数倍美味しくなります。これをおもちゃと言っていいのかな?と思ってしまう便利グッズですね。

使用可能なのは国内4大メーカーの缶ビール、発泡酒、新ジャンル、ノンアルコールビールとなっている。350ml缶・500ml缶どちらにも対応し、缶上部の直径が56~57mmのものであれば、海外製の缶ビールでも使用可能だ。
ビールを注ぐ際、まずはそのまま注ぐと普通にビールが出る。そして、ボタンを押せば泡が出る仕組みとなっている。
実際に注いでみると、ボタンを押すと泡が出るというよりも、注いだ後に泡立つという印象。見るからにきめが細かそうな白い泡が美味しそうだ。

おかしなかき氷 井村屋あずきバー/タカラトミーアーツ

クッキングトイと言えば、最近もっとも話題になったのがこの商品ではないでしょうか?固さに定評のある、あずきバーを削るためだけに開発されたクッキングトイです。

「おかしなかき氷 井村屋あずきバー」は、誰でも簡単にかき氷が作れるようになっているのが特徴。
まずは「あずきバー」のスティック部分をスティック抜き取り専用パーツ「ぬけるんバー」に固定し、レバーを回してスティックを抜き取ります。その後スティックが抜けた「あずきバー」を本体にセットし、ハンドルを回すと「あずきバー」がするすると滑らかに削れ、ふわふわのかき氷になって出てくるそう。
フルーツと一緒に盛り付けたり、牛乳でシェイクにしたりなど、アレンジ次第でさまざまな食べ方も楽しめるんですって♪

まだまだある最新おもちゃ

サブマリナーカメラ/シー・シー・ピー

マツコの知らない世界でも取り上げられて話題になった、水中撮影が出来る潜水艦型ラジコンです。静止画は120万画素で約800枚撮影可能で、動画は30万画素で最大録画時間は5分。塩水や、50度以下のお湯の中でも使用できるという、おもちゃとは思えない優れものです。

Ultimate Lightning McQueen(アルティメット・ライトニング・マックィーン)/Sphero

ピクサーのアニメ映画『カーズ』の主人公、マックィーンのラジコン。たかがラジコンと侮ってはいけません。走りだけではなく、目元や口元が動き、映画の中で見られた豊かな表情や仕草を完璧に再現することができるのです。もちろんセリフも喋りますよ!お値段が41,450円(税込)と、可愛くないのが難点ですが、カーズファンなら一度は手にしたい商品ではないでしょうか。

今回取材した際には、英語のセリフをしゃべっていたマックィーン君でしたが、なんと国内で発売されるの製品は吹き替え声優の土田大さんによる日本語音声で喋ってくれます。これなら国内の子供たちも、より親近感をもって遊べちゃいますね。BB-8はドロイドとしてとてもリアルでしたが、マックィーンの場合は実際に生きているかのようで、とっても愛らしかったです。バンパー下部の口を動かしながら言葉を話したり、フロントガラスの目やボディ全体を使って表情作りをする様子は、大人すら夢中になってしまうほどの完成度。ついついサリーやドッグ・ハドソンなどの仲間たちも欲しくなってしまいました。

ドラゴンボールZ(BotsNew VR)/メガハウス

ボッツニューVRは、視野角120度のレンズを備えるHMD。両手に装着したマーカーをスマホカメラで読み取り、手の動きと連動したゲームプレイができる。両手を前に突き出すことで、手の平から“気弾”が発射され、敵(栽培マン)を倒せる他、かめはめ波やファイナルフラッシュなど、作品内の必殺技と同じジェスチャーをすることで、映像内でも必殺技が飛び出す。
VR世界だけでなく、現実の空間にバーチャルな映像を重ね合わせることも可能。目の前にいる友達に「かめはめ波を撃つ」なんてこともできる。

皆さんが欲しいと思えるおもちゃはありましたか?最新技術によって生み出される新しいおもちゃにも興奮しますが、昔懐かしいアナログおもちゃの進化もめざましく、世代や国境、いる場所をも超えて楽しめるものが増えているのが嬉しいですね。今月18日は父の日ですから、お父さんにおもちゃをプレゼントして一緒に楽しむ、なんていうのもありかもしれませんよ?