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冴羽リョウ・鈴木亮平&北条司「シティーハンター」対談!絶大な原作愛に「作品は幸せ」 80年代は実写化絶対拒否も

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月20日 8時32分

鈴木:最初は自分なりのリョウを作ろうと、神谷さんの声は意識しないようにしていたんです。でも僕は神谷さんのせりふ回しで育ってきているので、普通に演じるとどうしても神谷さんのようになってしまうんです。実は「シティーハンター」だけではなく、『HK/変態仮面』のときも、アニメ作品で声優をやっている時も、どうしても神谷さんの声に引きずられてしまうんです。途中からは「もういいや」とそのままでやりました(笑)。

「もっこり」を使うのか…?真剣に悩んだ結果

Q:その他、「もっこり」や駅の「伝言板」など「シティーハンター」ならではのこだわりも随所に観られます。

鈴木:今回「もっこり」という単語を使うか、使わないかというのは結構話し合ったんです。

北条:その割には初っ端から連呼していましたよね(笑)。

鈴木:いや、今回は「シティーハンター」スタート時のシリアスな展開の話なので、どうしようかなという思いはあったんです。さらにNetflixは全世界配信なので、「もっこり」は外国語に訳すことが不可能な単語ですし、シティーハンターを知らない今の日本の観客も一体どういう意味か分からないと思うんです。でも、やっぱり「もっこり」がないとシティーハンターじゃないよね、ということで最終的には「意味がわからなくても言おう」という結論になりました(笑)。そしてせっかく言うなら冒頭から連呼しようと。昨日、冒頭でリョウが何回「もっこり」と言っているか数えたら、登場から40秒で17回も「もっこり」と言っているんです。2.4秒に1回言っていましたね(笑)。

北条:伝言版については、「エンジェル・ハート」のときも問題になっていたんです。すでに「駅に伝言版ねえじゃん!」って(笑)。結局、李大人からの贈り物ということでJRに無理やり置かせるみたいな感じにしたんですけれどね。いまの時代に合わせると、ネットの掲示板みたいなところに伝言を残すみたいな感じになるのかな。でもそれだと、どこか血が通っていないと感じてしまうんですよね。

鈴木:そこもいろいろ考えたのですが、ポツンと忘れさられたように(新宿駅に)伝言版があるという風にしたんです。いまの若い観客には分からないかもしれませんが、そこはリスクを取りました。

北条:難しいですね。時代ですからね。いまの時代の人たちからすれば、ネットでつながっている方がリアルなのかもしれませんしね。そちらの方がすんなりと受け入れられるのかもしれない。

Q:いよいよNetflixで配信がスタートしますが、今後の展開も気になります。

鈴木:僕のなかでの「シティーハンター」は、主にリョウと香がわちゃわちゃしているような原作中盤のイメージが強いので、今回のリョウと香を皆様が気に入っていただければ、続きはぜひやりたいですね。

北条:自分の娘が結婚して、妊娠して、分娩室で生まれてきた子供を抱き上げた感じですね。「ようやく生まれたよ」みたいな……。長い年月がかかったなと。これからどう育っていってくれるのかなという期待があります。もし今後も続くなら、原作にこだわることもなく、思い切りやってほしいですね。

Netflix映画『シティーハンター』は4月25日(木)世界独占配信

スタイリスト:臼井崇(THYMON Inc.)
ヘアメイク:Kaco(ADDICT_CASE)

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