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『シティーハンター』冴羽リョウが特別対談!鈴木亮平&神谷明「今がベスト」実写化を語る

シネマトゥデイ 映画情報 / 2024年4月26日 7時30分

 俳優の鈴木亮平が熱望していた「シティーハンター」の実写化がNetflix映画としてついに実現。本作で主人公・冴羽リョウにふんする鈴木と、アニメ版「シティーハンター」で長きに渡り冴羽リョウを演じてきた神谷明が特別対談。作品に関するさまざまな秘話を語り合った。(取材・文・撮影:磯部正和)

冴羽リョウを演じるうえで大切にしたこと

Q:神谷さんは実写映画「シティーハンター」をご覧になってどんな感想を持ちましたか?

神谷:僕はすでに2回観たのですが、何度観ても面白いんですよ。アニメの場合、シリアスとコミカルの落差というのは、ある程度絵があるのと「これは漫画だから、アニメだから」ということで、観ている方もついてきてくれるんです。でも実写だと本当に難しいし大変なことが多かったと思う。本当によくやったよね。亮平くんが昔から「シティーハンター」をやりたいという夢を持っていたのは知っていたので、やっとできたか……という思いがありましたね。

鈴木:いや本当に大変でした。でもありがたく光栄な大変さでした。

神谷:どういうところが大変でした?

鈴木:スタッフ、キャスト全員が「シティーハンター」とはどんな物語なのか……ということを脚本開発段階から撮影中まで共有していくことが一番大変でした。ともすれば、アクション、コメディなどいろいろな側面を持つストーリーなので、皆さんの意識がブレてしまう。そうなるとうまくいかないと思ったんです。そのなかで僕は、人の絆の物語だと定義しました。槇村を失ったリョウと香が、その喪失感を二人で埋めていき、そこに絆が生まれる物語をやりたかった。そのなかで、どれだけみんなで遊べるかというところは核になる部分でした。

Q:リョウと香の関係性が中心に……ということですね。

鈴木:そうですね。「シティーハンター」を知らない人にも楽しんでもらえたら……という思いは強くあります。だから今回は、作品の中盤ではなく、漫画でも最初の始まりの物語なんです。初めて「シティーハンター」に触れる人でも100%楽しんでいただけると思います。

神谷:今回の香ちゃんとリョウの関係性って、多くの人がイメージしている二人の前の話ですもんね。それはとても新鮮でした。

鈴木:例えば「シティーハンター」を知っている方であれば、リョウが変なことをしたら、すぐ香が制裁すると思いますよね(笑)。でもこの物語ではまだ他人なので、いきなりそこまで親しくない人にハンマーで殴れないじゃないですか。例えば『007/カジノ・ロワイヤル』のダニエル・クレイグは、まだみんなのイメージするジェームズ・ボンドになっていない。あれはジェームズ・ボンド始まりの物語ですが、そんなイメージで観てもらえたら嬉しいなと思っています。

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